いやー、寒い・・・。さすがに日差しがないと肌寒い宮崎です。
鼻水が流れますが、秋の花粉症なのか寒さのせいか良く分からなくなってきました(笑)。
忙しくて片山さんの圃場から拾ってきた親株もケースにそのまんま。
苗が若いのと寒いので左程の徒長はありませんでしたが、さすがに今日は広げなければなりません。
その中の一つの‘結’。片山さんのブログも紹介されていましたが、これも拾ってきました。
この品種はアプリコットをベースにイエローの濃いものから、ローズ、ブルーの濃いものまでかなりの色幅があります。とにかく、混ざった不思議な色合いが特徴です。
で、多くの生産者さんに提供しているのですが、面白いことに徐々にその生産者さんなりの特徴が出てきています。
‘結(KT系)’
これが片山さんの‘結’。見事に汚れていますねえ。通称「汚し結」です。
生産、販売を考えたらクリアでビビットの色を選ぶはず。だって、そんな色の個体もあるのですから。
でも、片山さんは違います。拾ったのはこんな感じの色です。これはこれまで多くのパンジー・ビオラを見てきた人の色ですね。
多くは必要ない色ですが、ガーデナーであれば絶対にほしい色です。寄せ植えに入れれば馴染みますし、他の色に混じれば逆に引き立ちます。
さすが、片山さんです。もっともっと汚していきましょう。どのような汚れ具合になるか、乞うご期待です!
で、この‘結’はM’sビオラのメイン品種でもあります。これがまた色目が若干違うんです。
‘結(OM系)’
色は渋めですが、濃い色合いでしょう。生産者の方が若いイケメンだからでしょうか?(笑)
画像はありませんが、もっと明るい感じの系統もあります。
同じ品種でも生産者さんによって違ってくる。実はこれがこの品種の狙いです。
同じ品種でも選抜の違いによって、変化すると言うことを実際に見てもらいたい訳です。
この時点でこれくらいの差異。だから代を重ねればその差異はもっと広がって特徴立ってくる、それがお分かりになるでしょう。
これが選抜。選抜でどうとでもなる。自分の好きなものを残せばいいんですよ。これが大事なんです。で、楽しいんですよ、これが。
M’sの‘結’と片山系の‘結’の進化をどうぞ楽しみにしてください。数年後には全く違ってきます、たぶん(笑)。
さてさて、お問い合わせも来てるM'sビオラの現状はこの様な状態です。
‘尚紫’
ブルーパープルのシェード。深い色合いが魅力的です。今年のニューフェイス。
‘ラビッサン’
ラベンダーブルーのシェードにフェイス。このフェイスが可愛いです。
通常は3cmロングでの仕立てですが、この品種は7.5cmロングでの仕立て。小さいので可愛さがより引き立ちます。
さあ、お待ちかね。出荷の時期が近づいてきました!!
M'sビオラについてのお問い合わせはこちらへ。
生産者:大牟田尚徳さん
メール:nao.no.ideal-f@ezweb.ne.jp
携帯:08056022350
圃場から直接、お店へ発送いたします(11月下旬頃から)。これ以外の品種もありますよ。(それはまた後日、ご紹介!)
すでに多くの方の品種が出回っているので焦る私に大牟田さんは一言。
「焦りません。(自分が)納得できる状態になったら出荷します」
本当に熱意ある生産者の方に巡り合いました。一段と良い花と良い苗になってM'sビオラは登場します。
どうぞ、応援よろしくお願いします!!