梅雨の晴れ間、湿気が多いのでとにかく蒸し暑い。座っているだけで汗がじわっとっと流れてくる宮崎です。
先日は雨で予定の作業ができなかったので、残りの配布種子を全部仕上げて投函しました。これで申し込まれた方への発送は全て終了!既にお手元に届いていると思います。
確認はしましたが、取りこぼしもあるかもしれません。今週末までに届いていない方がいらっしゃいましたらメールの方にご連絡ください。
これで一息。あとは原稿を仕上げて、交配種子の方を送りますので今しばらくお待ちください。
さて、配布申し込みと同時に開花報告もいただきましたので、ご紹介!
昨年配布のMix種子からは、こんな花が咲いています。
大阪府のTさんから。
数多く出来たものからお気に入りをご報告。上の右のフリルが特にお気に入りとのこと。何かマイビオラの血が入っているような気もしますね。
下は1株絞りが出たとのこと。これは平塚ストライプの交雑かもしれません。しっかり種を採られたそうです。
絞りの育種はまず絞りの花を探さなければなりません。それが出たので採種をしっかりされているので、さすがよくわかってらっしゃると感じました。
以下は愛媛県のHさんから。
わざわざ画像をCDに焼いて送ってくださいました。かなりの画像が有り、ご紹介するのはほんの一部です。
自分でもびっくりするぐらいにいろんな花が混ざっています。
わずかに絞り。本覆輪。
おお、焼けも!手元にないタイプのやけです。
花弁が反転するもの。
こんな感じはこれまでにないので追求してみたいですね。
ブラック。雰囲気の違ったフリル。花弁の一枚ずつが揺れています。可能性を感じますね!
また、絞り。原種のトリカラーに近いもの。
絞りが多いですね。
上弁が内巻き。これも追求すると面白いかも?
紅と美?くすんだ感じのレッドのフリル。いいねえ~。
濃パープルのビオラ。
R-アンティークピコかな?
小春の血を引くものかも?
極極小輪系。
本当にいろんなものが混じっていますね。今回もこんな感じできっと出ますよ!どうぞ、お楽しみに!
前に読んだ本に植物と環境の関係についてこんなことが書かれていました。
「植物と環境の関係は、例えるなら体と服の関係みたいなものだ。人間は体に合わせて服を選ぶが、植物は服に体を合わせる。そして、それは種子によってなされる」
つまり、その場所で種を採ることは、その場所に体が合ってくる。それ場所に合った植物になるということです。
それを繰り返せば尚更、それにその種採りの協力者がいれば、またその協力者(コーディネーター)の意向を汲んだ植物になってくるということになります。
ですから、その場所でその人が種を採ることが重要なのです。
多くの方が種採りを始められています。多くの場所で進化始まっています。今回もどんどん種を採ってください!!