台風は豊橋市あたりに上陸。こんなルートでの上陸は滅多にないことです。
各地で大きな被害をもたらしています。皆さんのところでは大丈夫でしょうか?被害に遭われた方にはお見舞い申し上げます。
今日は敬老の日。宮崎は台風一過でまた気温も下がってヒガンバナも咲き始めました。トラウビも蕾を伸ばし始めています。
庭のリコリスもほぼ終わり。実生の方もほぼ終了したみたいです。今回は3種をご紹介しましょう!
(ジャクソニアナ×ハイジャックス)H25-1
ピンクに弁咲ブルー、ストレート弁、微香
播種日は不明 13.8.22初花 5輪
ジャクソニアナ系の交配では結構よく出る花色と花形です。既にこんな感じの花はあるので命名まで行きません。
(スキャンダル?×キネンシス)H25-1
かすかに紅指すクリーム、微香
播種日は不明、13.9.4初花 5輪
やはり黄色の種を交配すると赤やローズの色は消えますね。だんだん遺伝傾向が分かってきました。
血汐(スプレンゲリー×ハイジャックス)H25-1
ローズレッドの細弁、実物はもっと黒味を帯びた色です。
播種日は不明、13.9.5初花 6輪
こんな感じの花は既にあるのですが、「血汐(ちしお)」という言葉が頭に浮かんで消えないので、仮名ですが命名しました。
同じような花でも、名前が浮かぶものとそうでないものがあります。この「名前が浮かぶ」というのが、何かしらの魅力なんだと思います。不思議なもんです。
で、今年の数少ないヒット!

蕊薄紅(プミラ×ロンギチューバ)H25-1
つぼみはグリーンを帯びたクリームホワイトに弁先薄紅、開花初期はクリーム、葯とシベが赤でそのコントラストが美しい。開花終わりにはクリームに薄紅を指す。
播種日は不明、13.9.4初花 6輪
とにかく花色が変化して、そのシベとのコントラストが美しいです。それが、複雑な交配ではなくてプミラとロンギチューバと原種同士で出たのが驚き!
結局はシンプルな組み合わせがいいのかもしれません。「蕊薄紅(しべうすべに)」と名前を付けました。
リコリスの実生。あと1回はご紹介できそうです。