作品展開始まで1週間を切ってしまいました・・・。
徐々に気持ちも焦ってきています。また、今回は業界の有名な方々も来てくださるとの連絡が入り、今から緊張気味でございます(笑)。
本当に多くの方のご協力で開催できてる作品展。
昨日は岡山のKim農園さんと北海道の滝野すずらん公園さんからも展示の苗が届きました。一部は親株レンタルです。
そして、横浜植木さんからもすでに届いています。
最近は、なぜか宮崎ではあまり流通のない一連のバニーシリーズ。
この「バニー」の登場があって現在の「ラビット型」の流行があります。この品種が現在のビオラに与えた影響は大です。
あまり見かける機会がないのならなおさら皆さんに見ていただかねばなりません。
送っていただい箱を開けた途端ビックリ!これがまた、びっくりするほどの進化を遂げていました!
‘フルール’ホワイトが咲き進むとピンクを帯びるチェンジングカラーの丸弁のバニー。とても色合いが優しくて可愛らしいです!
バニーシリーズとは別タイプになるそうです。
昔はこの様な花型は「馬面(ホースフェイス)」と呼ばれていましたが、現在ではほとんど使用されることがなく「丸弁バニー」などど称されることが多くなりました。
ね、「バニー」って花型の名称も変えるくらいに影響大だったわけですよ。
‘バニーオレンジ’
やっぱりこれはすごいですね!
何がすごいってオレンジ色でバニーを出したってことです。
パンジー・ビオラの育種をやっている人ならお分かりでしょうが、出すのが難しいのがオレンジ色なんです。だから、オレンジ色の品種、特にビオラは品種数が少なく、花型も単一でしょう?
このオレンジ色、他の色との交配では消えてしまって出ないんですよ。
オレンジ色が何とか再現できるのが、イエロー、ホワイトとの交配。これも必ず出るというものでもなく、まずは再現できる系統(個体)を探さなければなりません。
で、F1で再現できてもF2でも再現できるとも限らない。
オレンジ同士ではオレンジなので、そのビオラから細弁タイプを繰り返し拾っていくルート。
これらを複雑に絡ませ、時間を経なければたどり着けないところなんです。
ですから、オレンジの通常とは違った花型はこの状況を踏まえてみていただけるとその価値がお分かりいただけると思います。
リトルバニー‘ブライトパープル’
極々小輪へ進化のバニーです!とにかく色がよくてかわいい!
リトルバニー‘パープルフェイス’
これもまた小さくてかわいい!顔がありますね!
で、やっぱりすごいのがこれっ!!
リトルバニー‘ティーレッド’
画像はちょっとくすんでいますが、ブラウンを帯びたレッドの極々小輪バニー!レッドに見えます!!
なんたって、レッドもこれまた出すのが難しい色!理由はオレンジと同じです。
ですから、これは世界最小のレッド!世界最小ですよ、これが日本で出来たんですよ!!
衝撃を受けました!感動を覚えました!いやー、素晴らしいです!
極々小輪の育種から始まった平成のビオラの歴史。ついにここまで来ました。
ちいさきものはいとうつくし 平成のものはさらなり
どうぞ、作品展でその進化をご覧になってください!
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