作品展終了からすでに1週間・・・。まだ、圃場の整理が終わりません。(汗)
回収したものを並べ替え、ラベルを付けて、写真を撮って、ついでに交配もして・・・と、これをまとめていっぺんに行っているので作業がどんどん進むわけがない(笑)。
各作業のみを行った方がスムーズのような気もしますが、交配は採種までに30日程度かかるのでその分の時間稼ぎでいっぺんに行っているわけです。
全部整理がついたころには、最初の交配が採種できると思います。(たぶん・・・)
さて、それと並行して作品展の振り返りなどをご紹介していきましょう。
まずは、コウロギさんのフリル、「ノブコズフリル」です。
今では「造形のコウロギ」と言わるようになった方。ですので、フリルと言ってもただのフリルは出してきません。
今年はそのフリルの系統を多く展示していただきました。
‘グリーニッシュフリル’
コウロギさんのイメージするグリーンです。画像では黄色が強くなっていますが、実物はもっと緑を帯びています。
グリーニッシュのフリルは今のところこのの品種のみ!色合いがとても素敵です!
で、もっとすごいのが…、
‘ライクダブル’
一見、八重のように(ライクダブル)見えますが、5枚花弁のフリルです。
花弁のうねり(フリル)が強くおまけに立体的な花弁の配置のため、開き始めは特に八重咲きのように見えます。
言わば、これこそが外国人が「八重咲き」としていた花型です。
凄いことだと思いませんか?
日本人は本当の多弁の八重を作り出し、更には外国人が「八重咲き」としていた花さえも作り出す。
通常は多弁の八重が出来ればそれで満足。以降、その多弁の八重の範疇でのデザインの作成です。
コウロギさんのすごい所は、その範疇(観念)から飛び出したところから花のデザインを仕掛けることが出来ること。
多弁の八重ができてから、誰が八重咲きに見えるフリルを作り出そうと思うでしょうか?誰も考えないですよね。
それを成し得るのがコウロギノブコさんなんですよ!毎回、この方の凄さを身に知らされます!!
ね、「造形のコウロギ」と呼ばれる所以がお分かりになるでしょう?