早いもので、もうフジの花が満開です!
宮崎は春はあっという間、一気に初夏へと季節は変化していきます。
田んぼの圃場のネモフィラも満開を過ぎました。
予算がないので、来年用に採種します(笑)。いろいろな植物の種取りをしてきましたけれど、ネモフィラは初めてです。
まあ、大丈夫でしょう。
綾園芸さんのラックスも満開を過ぎました。
これは植えっぱなしで大丈夫!昨年の一株を3株に増やしたので、今年はネズミ算式でもっと増やす予定。
いずれはラックス畑で手いらずにするつもりです(笑)
パンジー・ビオラもだいぶ徒長して弱ってきています。
弱ってくると種もいっぱい付けるようになってきます。これも子孫を残そうとする植物の最後のエネルギーの集約です。
親株を十分に拾えない系統もありましたが、もう、今となっては時期が遅い・・・。
まあ何とか維持分ぐらいは採れたので良しとしましょう(笑)。
配布分は十分すぎるぐらいに確保できていますのでご安心を!!昨年のリベンジ、応募もどんと来い!ですよ(笑)。
ハウスの親株も弱り気味。
もうここはだいぶ前から病気が出ています。選抜のために薬の散布は一切なし。いくら花色がよくっても形が面白くても弱いものはダメ。
個人育種家の系統も丈夫さのグレードが近年一気に高まって来ています。
月間、週間の天気予報を見ても今後の天候は芳しくありませんので、いよいよ株とのお別れを始めました。
もう種を付けていないもの。株が枯れかかっているものとのお別れです。
ありがとう、さようなら、また秋に逢いましょう。
採種しながらなので、さよならできたのはほんの一部。やはり命あるものなのでいつも躊躇はあるのです。
でも、進んでいかねばならない時期もある。花は散らないと新しい花は咲かせられない。年々去来です。
久しぶりに26年前の「ガーデンライフ」を読み直してみたところ、有名企業のブリーダーさんのインタビュー記事がありました。
「(ブリーダーの)プロは捨てることから始まる」、「素人が捨てきれないものをプロは捨てる」、「捨てることのプロなのだ」との文章が並んでいました。
そのプロが捨てたものを拾って来たんだなあ。ずっと・・・。
「捨てる神あれば拾う神あり」とよく言ったものだと思った次第です(笑)。