「後半の花達が咲いてきたのでもう一度確認に・・・」との連絡を受け、再び吉村君の圃場へ!
ブローインフィールド
まだばらつきがありますが、風になびいています(笑)。
前回よりもだいぶ開花が進んでいます。
パンジーサイズのオリジナル系。
市販品種と個人育種家の交配後代になりますが、両親とは全く違う姿に・・・。こうでなくちゃいけません(笑)。
とにかく青染み(ブルーイング発色)の個体が多く出ています。ちょっと出すぎなので、用土か水に関係があるんじゃないかとも考えます。
青染みはめったにない花色。これを見た知り合いのお花屋さんが驚喜して数ケース持っていったとのこと。そして、売りたくないものは裏に隠してあるようです(笑)。
ある意味、ありがたいことですね!売るのが商売なのに売りたくないくらい綺麗な花であるということですから。
絞り咲きの個体。
絞りの遺伝子は‘キャンティ’からです。父親は上記と同じですが絞りの別個体。
コーソン小春
コーソン系と私のオリジナル‘小春’(ピンク)の後代選抜です。小春は何度か絶えかけたですが、こうして何とか繋がっています。
バードフェイスから反転咲き。
ここでも出ていますので、当然追いかけます!
反転咲きと言えばコウロギノブコさんですが、そこに続く別タイプを誰が先に完成させるか、裏では熾烈なレースが始まっているんですよ(笑)。
数年後にはかなりの反転咲きが世に出てくると思いますので、どうぞお楽しみに!
と、本題はここではなくて落合けいこさんの系統でした。
落合さんの遺伝子を繋ぐプロジェクトが始まっていますが、個人的に行っているのは進化(エボリューション)させることです。
落合エボリューション。その結果を見にとの連絡を受けたのでした・・・(笑)。
おお、咲いています!
これらはダブル系にカナリアを掛けたもの。
カナリアも八重の遺伝子を持っていますので、子供たちに八重咲きが出現しています。それも多めに!
この組み合わせは八重咲きでロングステムで這性のタイプで揃っています。それに加えてカナリア由来の香りがとても良いです!
おっと、カメラの電池が切れました・・・。
画像はここまでしかありませんが、いろいろな意見を出し合って親株の選抜は続けました。また、約2時間の作業です。
きちんとこれからの目標を目指して選抜しましたので、来年はもっと進化しますよ!
このカナリアの交配種、いろんな方に使ってみて可能性を探っていただきたいです!