1月も半ばになりました。
空き時間を見つけては、交配結果の画像撮り。このデーターが大事、これを記録するために種播きやっているようなものです(笑)。
毎回のことですが、いい結果もあればそうでないものもあって・・・。でも、それもデーター。
平成最後の原稿はバニーなどの細弁だったので、それに引っ張られて細弁の交配の種を多めに播きました。
バニー型と言えば、‘バニー’が代表品種なのでそれを使ってみるとどうなるか?
バニーイエロー×くすんだパープルベージュビオラ。
右がバニーイエロー。他は交雑していますが、花型は中間と通常のビオラですね。色もイエローが中心です。
イエローは他の色を覆ってしまう感じになりますが、孫の代(F2)では父親の色がいくらは分離してくると思います。
バニーの色変化を狙うのであれば、ひとまずは左端の個体を拾ってF2を見てみるのがいいかもしれません。
花形的には左から3番目の個体がいいと思います。
バニーイエロー×パープルビーコン大きめバニー型ビオラ
育った数が少なく、左が交雑種。似たような花型ですので、交雑種もバニー型に。
イエローとパープルの交配では今度はパープルが出ています。
バニーパープル×ルビーももか
真ん中がバニーパープル。他は交雑しています。ルビーももかは細長の花型ですので、花型はバニー傾向に。
パープルとローズの色合いではパープルになっています。でも、若干パープルもローズを帯びているように見えます。F2ではもっとローズっぽいものも出てくると思います。
また、ルビーももかは唇弁がイエローになっているものがあるので、左右の個体はその面影ですね。
拾うのであれば、右端の個体でしょう。
バニーパープル×れんがももか
左が交雑で残り2つはバニーパープル。
これもバニー型にはなっていると思います。明るいブラウンもパープルには敵わずですね(笑)。
バニーホワイト×くすんだブラウンレッドビオラ
左が交雑、右がバニーホワイト。花型はまあいいのではないでしょうか?
レッドは出しにくい色なので当然この組み合わせでレッドは出ません。
バニーホワイト×ピンク細弁ビオラ
右がバニーホワイト。ピンクも出にくい色ではありますが、この場合は若干それっぽい色が出ています。
真ん中を拾ってより細く、濃いものを目指していくのがベストかも。左はまた別方向で拾えるような気もします。
バニーホワイト×パープルピンクラビットビオラ
左のみが交雑。花型はどちらかと言うとラビットですが、色は上記よりも伝わっています。
この個体のセルフ、また上記の個体との交配でピンクのバニーが狙えるかもしれません。
パープルピンクラビットビオラ×バニーパープル
バニーを父親に使ったら面白い結果になりました。
これはバニーのこだわる必要ななく、花型と色のバランスが面白い!ブロッチっぽいのがアクセントになっています。
これはこれでいいですが、ブロッチをはっきりさせる方向もありますし、ベインに仕立てても面白いと思います。
ブロッチ、ベイン目指す方向で拾う親株が違ってきますが、この段階では拾うのは真ん中の個体ですね。
ぶどうももか×バニーホワイト
ぶどうももかの特徴のローズパープルビーコンもホワイトは覆ってしまいます。
花型で選ぶならば下段左から2つ目の個体でしょうか。
ルビーももか×バニーホワイト
上段はルビーももか。下が交雑。ローズもホワイトは覆ってしまいます。
交雑個体が少ないので親株を拾うのは難儀ですが、拾うとすれば右でしょうか。続けて行けばどれも正解にはなっていきます。
これだけでもいろんなデーターが収集できたと思います。
花型や花色の伝わり方、そのデーターの積み重ねが次に進む上でとても大事になってきます。