相も変わらず、ハウスでの種採り作業と片付けを行っています。
前回紹介のフリージャ実生、縁取りにピンクを帯びてきました!いやあ、綺麗!
その妹(左)も咲いてきました。こちらはクリームイエローにピンクの縁どり。
ここから種が採れれば、万重咲きみたいな花型になりそうです。ただ、めしべは正常そうですが、花粉が見当たりません。
ムタビリス(左)とその交配種、見事に色が赤く変わっています。まさしく、交配種はムタビリスの血(笑)。
さて、前回紹介のムタビリス×トゲナシノイバラは、実は4株あって現在その3株が開花しています。
右から、1号、2号、3号の並び。4号はまだ咲いていないのでハウスに運び入れていません。
株の形状は、
1号は枝が密傾向、ノイバラの様に大きくふわっと広がりそうな感じ。
2号は1号よりも低めで広がりそうな感じ、そしてこの中では棘が一番少ない。
3号は枝が粗目です。
4号は1号よりも枝の伸びが長く暴れる感じですね。
花はほぼ同じで、蕾の時はイエローを帯びていますが、開くと白に変化します。それにノイバラと同じ香りがあります。
ムタノイ1号
傷んだ部分の花弁が赤くなっています。花径は約4.5㎝。
ムタノイ2号
1号よりも小さめで花径は約4㎝。
ムタノイ3号
こちらは花径は約4.5㎝。
ノイバラは原種、ムタビリスも原種に近いもの。その交配の子供たちは花はほぼ同じですが、株の形状に違いがありました。そして、葉っぱにも違いがありました。
左:ムタビリス、中4つ:上段左から1号、2号、下段左から3号、4号、右:トゲナシノイバラ
1号、4号はトゲナシノイバラと同じ葉質、2号はムタビリスと同じ葉質、そして、なんと3号だけが照り葉になっています。これ両親のどちらでもありません。まあ、不思議!
バラを専門にされている方にとっては、さしたることではないかもしれませんが、素人としてはこんなことがとても興味深い!
そして、こんな情報を得られることが楽しくてたまりません(笑)。
モッコウバラ白一重が咲き始めました。八重に比べるとやや遅いですね。
改めて見ると、八重咲きよりもこちらの方が好みです(笑)。
調べるとモッコウバラの交配はあまりありません。何故、少ないのでしょうか?
他との親和性がない?交雑しても不稔になるのでその先に進めない?交配してもさほどの変化が見られない?
その理由を探ってみたくなりました。本当に興味が尽きないです(笑)。