本日をもって、パンジー・ビオラの種採りを終了!
若干の未練の株は残っていますが、終了と言うことで区切りを付けました。開放感いっぱいです!!
もう、来年も4月30日を終了の日と決めよう!(笑)
後は、配布用の種を今回は必死にかき集めなければなりません。いつもは5月後半には種配布のご案内をするのですが、6月にずれ込むかもしれませんと言うことをお伝えしておきますね。
さて、通勤路のツクシイバラも満開!
再度、更によく観察しようと見に行きました。
散り始めているもの、まだ蕾のものもあって開花の早晩にも変化があります。
ピンクの濃いものもありますが、この場所は、白花が多くありますね。
棘なしの個体を発見!2つ目です。花色は淡ピンク。
棘の少なめの個体も点在する群落ですね。他の場所はピンクの濃淡がメインですし、棘なしの個体は見つからないので、この場所はちょっと特異な場所の様です。
ツクシイバラの木姿はブッシュ型なのですが、横に這うような感じの伸び方をする個体もありました。もしかすると、テリハノイバラとの交雑系統かもしれません。
腺毛がかなり黒っぽい個体もありました!今回、これにはびっくりです。
ツクシイバラ、変化が面白い。はまりそうです(笑)。
さて、宮崎にはもう一つ、自生種があります。それがヤブイバラ。
ヤブイバラ
こちらは他の種類とは違ってやや暗めの場所に生育しています。
特徴を簡単に言うと、「日本の自生種で、花と葉が一番小さいバラ」になります。
そして、誰も興味を持たないバラでもあります(笑)。
このバラを誰か使ってくれないかなとずーっと思っていたのですが、誰も使わないので私が使ってみることにしました(笑)。
調べると、他の自生種と自然交雑はありますが、人工交配に使われた記録は全く出てきません。
失敗しても成功しても、何らかの記録にはなると思うので頑張ってみたいと思います。
さて、交配実生も咲いていました!
ミニバラ・レッド(名称不明)×シャルルドゴール
ミニバラはホームセンターなどでかなりの安値で販売されているもの、シャルルドゴールは香りのある藤色の品種です。
レッドと藤色を掛けると、こんな色になるんですね。花弁付け根にわずかにレッドが見えていい感じの色合い。
ただ、うどんこ病に弱そうです。ミニバラは鉢物用に改良されているようなので、ガーデン用の育種にはどうも不向きかもしれません。
いやー、いろいろと勉強になります!(笑)