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作品展を振り返って 佐藤勲(サトウ園芸)さんのフリンジは究極の形!

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ご参加いただいた皆様、実はまだYouTubeの撮影が終わっておりませんで、本日発送の予定でしたが送ることができませんでした。大変申し訳ありません。

 

明日には発送できると思いますので、今しばらくご猶予をくださいませ。よろしくお願いします。

 

と、本日は一日この様な状況でした。

 

何とか頑張って撮影した分です。

第14回 パンジー・ビオラ作品展part 5 - YouTube

 

さて、ブログでも参加して下さった方々をすべてご紹介できていません。引き続き作品のご紹介させていただきます!

 

群馬県のサトウ園芸の佐藤勲さんと言えば、まず浮かぶのが‘ドラキュラ’です!

ドラキュラ

 

佐藤さんの品種の多くは親しい売店さんがつけられているとのこと。インパクトがあって、そのイメージがはっきり伝わるネーミングのセンスは抜群とひたすら感心するばかりです。

 

この花型で、この名前。私はドラキュラの夜空を飛ぶマントのうねりがはっきりと見えました!(笑)

 

そして、この花型はフリルの中でも一番揺れが強い段階のフリンジになります。

 

パンジーは園芸植物、人間が花の鑑賞を目的に創り出した人工物です。その形としての到達点がこのフリンジになります。

まるで八重咲のように見えますが、実は5枚の花弁で構成。なんと5枚の花弁だけで、この形状を創り出しているわけです。

ローブ・ドゥ・アントワネット

 

ドラキュラよりも緩やかですが、こちらもフリンジ。

こちらも同様に5枚です。

 

そして、人工物ですので人が手を掛けないと維持できないという形質でもあります。まるで工芸品のように見るものを引き付けるものを作るには、その陰で大変なエネルギーをつぎ込んでいるのです。

 

作品展には、参加されている別の育種家さんが来られていました。佐藤さんのこれらの花を見て「いやー、もう凄い!自分にはできない」と一言。この花から佐藤さんが途方もないのエネルギーを注いでいる姿が見えたとのことでした。

 

同業であるが故にそれがはっきりを分かります(笑)。

クール・ド・リュンヌ

 

ウェーブからラッフルの揺れ、青染みブラウン。今秋から本格デビューする花も送ってくださいました。

ヌーベルバーグ

 

こちらも佐藤さんの代表的品種。元は江原伸さんの「ビオラワールド」ですが、選抜によって違ったものになってきています。

クレアレール

 

その一群から、特徴的な花型を拾い上げたのが、この品種。ヌーベルカラーは引き継いでいますが、フリルの印象がヌーベルバーグとは違います。

 

新たな視点を持つことで、また新たな品種が誕生していくのです。

エッグタルト

 

シックな色合いが多い中、ひときわ明るく目を引く品種です。

実はありそうでないのが、イエローにホワイトピコティ。このコントラストでより明るく感じます。

 

品質を保ちながら、そして新作を発表されている佐藤さん、その姿に本当に感服しております!


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