今日は雨、宮崎の冬はからっからっに乾燥した冬です。ところが春が近づくと次第に湿った寒さになります。
そんな感じの今日この頃、春が見えてきたようです。
ハウスは、作品展から下げてきたものでごちゃごちゃ。一日かけてようやく収まるところに収まりました(笑)。
さて、宮崎県小林市のアイデアルフラワーの大牟田尚徳さんは、色彩の大牟田と呼ばれるお方。
最初から色にこだわっての選抜をされてきました。とにかく、言葉での表現を超えた色の世界が広がっています!
昨年は配布種子にもご協力いただきました。割合的には大牟田さんが一番多かったので、エボルベカラーの花が沢山咲いていると思います。
これまでに見たこともない色合い、絞りであったらそれは間違いなく大牟田さんの系統。そして、それがエボルベカラーですよ!!(笑)
そのエボルベカラー、特に絞り(ストライプ)は一層複雑さを増しています!
エボルベ・ストライプ系
もうパンジー・ビオラでここまでの色表現、模様表現ができるのかって世界でしょう?
スタートはアプリコットの絞りからです。交配して変異を広げ、それをさらに集約して、交配して・・・、この繰り返しでここに至っています。どれほどのエネルギーと時間がかかったことか、花からそれが伝わってくると思います。
配布種子から絞りが出た方、それは貴重な遺伝子ですからね!(笑)
そして、色だけでなく形にも注目!
造形のコウロギさんにインスパイアされての反転咲き!
オーララ!
造形のコウロギさんと色彩の大牟田さんが刺激しあって誕生した花になります。パンジーサイズの反転咲きでエボルベカラー!こんな花は日本にしかありません。
パンジー・ビオラでは、育種家はライバルではなくて、同志。自分をそして日本のパンジー・ビオラを高めあう同志なんだなあとこの花を見ると思います。
そして、これらのほとんどは一株しかない親株。ここから今年の種が採られます。
色彩の大牟田さんの色彩は、言葉の表現から遠ざかるばかりです!