大雨の被害にあわれた方に心よりお見舞い申し上げます。
先日は九州初の線状降水帯発生の注意報。初体験でしたが、まあ降ること降ること。これまでの被害を受けたところに比べると短めの時間でしたが、これが延々ととなるとその被害は大変なものになるなと肌で感じた次第です。
で、その後は暑い、ムシムシするで気力を奪われます。いろいろ気にはなるけど何もしたくない…(笑)。
でも、アサガオに元気もらって、朝だけは元気です!(笑)
インスタでも紹介していますが、ブログでも記録を兼ねてご紹介!します。
(舞姿×花吹雪)青鍬形葉ローズ紺曜白系
曜白吹雪を狙った交配系統。吹雪が消えて曜白は伝わっています。ローズが混じった紺色でしたので、青と桃に分離しています。
これまでの結果から、求める特徴が消えてしまうと以降出る確率は極めて低いということが分かりました。
もう一度吹雪をかけて復活させるか、別の可能性を探るかの判断が求められます。
キャロルブラウン
交配の種だったのですが、交雑していませんでした(笑)。
慣れてくると、双葉の時点で交雑有る無しの判断が出来そうですが、そこまでには至っておらず…。途中から交雑なしに気づいています。まだまだ修行が足りません(笑)。
個人の好みもありますが、蔓があまり伸びないほうが、今の時代には合っているような気がします。
黄桔梗渦葉紫縞桔梗咲き系
愛好者の方から種で頂きました。渦葉は蔓があまり伸びない形質と連鎖。ですので、蔓控えめの系統の育成には重宝します。
ただ、変化アサガオの変異の多くは潜性(劣性)ですので、F1(子)はその特徴は隠れてしまします。ですが、F2(孫)でいくらか分離してきます。
そのF2でセルフして伝わる(まとまる)ようであったら固定化に進める可能性は高いです。
この系統は草姿はまとまっているので、花色で選抜していけば早い段階でよりまとまると思います。2番目の花色がいいですね!(笑)
青桔梗渦葉紫白縞桔梗咲き木立系
これも愛好者さんからの種。蔓が伸びない矮性、「木立(こだち)」の系統になります
花はほぼ同じですが、草姿に弱化の違いが。変化アサガオ判断であれば、左下の個体が、葉、木姿、花に特徴がよく出ていますのでベストな個体。次が、右下の個体、中上の個体は「渦」の特徴が消えかかっています。
より特徴を引き出すのであれば、左下の個体が親株ですが、狙いはそこではありませんので、どの個体でも使いようがあります(笑)
[(舞姿×ブラッククイーン)×黄並葉水色曜白八重]青蝉葉茶曜白吹雪st
正直、これは出色の出来だと思います!
薄茶まだら曜白、かすかに絞りも見えます。そして、13㎝程度の大輪。
大輪アサガオの方々は花弁の切れや花筒の潰れを嫌いますが、そんなことなどどうでもいいと思ってしまう花、そんな迫力のある花です。
育種って、ジグソーパズルみたいなところがあります。
ピース(遺伝子)の数が少なければ、はめれる確率も高く、数が多くなってくれば来るほどはめ込むことも難しくなってきます。
この交配は、数多くのピースがいきなりピタッとはまったという感じ。隙がない、パーフェクト、これがインパクトに繋がっていっているのだと思います。
こんなことがあるから、交配は続くよどこまでも~なんです!(笑)