暑~い!どーしようもないくらい暑い日が続いている宮崎です。
暑さはもう良しとしましょう。だから、お願い一雨降って!先日の雨の蓄えも次第になくなってきたようで、また山の竹がしおれ始めています。
時期的にはリコリスの報告が始まるのですが、今年は暑さと乾燥で遅れ気味です。
でも、こんな暑くても元気なのがケイトウ!!
他の植物がしおれ始めているのにケイトウだけは元気の花を咲かせています。
グリーニッシュレッドトサカ
咲き始めにグリーンを帯びるレッドのトサカが今年は現れました。切花用のグリーンと在来のレッドの自然交雑かもしれません。
畑(圃場)のケイトウは今年は種を播いたわけではありません。全てこぼれ種から生えたもの。
最初の頃に数品種を播いて、それらの自然結実(交雑)ものの子孫です。
千日紅やケイトウ、昔から農家の庭先にあったような在来の種類の価値が見直されていますね。
切花用のグリーンのトサカ
品種名は忘れました(笑)。今切花の系統のトサカは中間色のいろいろの品種がありますね。特にこのグリーンはいい雰囲気です。
在来レッドトサカ
昔から農家の庭先や墓地に自然に生えているケイトウです。
トサカ部分の発達は園芸品種に比べると今ひとつですが、性質丈夫、大柄。よく生える。
でも、これくらいの発達の方がホントの“トサカ(鶏冠)”ですよね(笑)。

野ゲイトウ
品種名があったのですがこれも忘れました(笑)。
通常のケイトウに比べると野ゲイトウの方が断然性質は丈夫です。
本当によく生えます。場所によっては雑草扱いです。畑で邪魔なものは抜いてマルチング、すきこんで緑肥?がわりに利用しています。
野ゲイトウ ブロンズリーフ
野ゲイトウにはこのように中央がブロンズ色の系統(品種)があります。
ケイトウと野ゲイトウの交雑と思われるもの。
最初はこんな花型のものはなく、昨年から出現。これはこれで雰囲気がいいです。
で、選抜中の‘羽茂紫’。
‘羽茂紫’
銅葉タイプを選抜中の野ゲイトウ。
これもこぼれ種。普通のグリーンのタイプも分離しますので、できるだけ濃い葉色のものを選抜します。
花が咲き出すと葉色が薄くなるような感じなので、最終まで濃いものを拾おうと考えています。
株間がスケスケなのは一時選抜をした後だから。ケイトウは1株あれば種は採れます。
無料配布の中からも出ると思いますので、皆さんも濃い葉色のものを選抜してくださいね。
グリーンのタイプと比較すると銅葉が目立ちますね。最終候補の1個体です。
これはかなり濃い葉色。花が咲いてもこのままだったらいいんだけれど・・・。
さてさて、別の系統ですがこれは一体なんなのでしょうか?
羽毛系ケイトウ
葉っぱ数枚がこのような斑入り?になっています。これが目を引いて綺麗!
もし、これが斑入りであれば「葉ゲイトウ」とは違う「葉っぱ」も「花」も楽しめるケイトウができる可能性があるわけです。だったらすごいですよね!
ただ、今年は猛暑なので葉焼けとも考えられます。
とにかくここから種とって播いてみないとわかりません。
ほんの小さな変化から品種の育成が始まります。
何事もですが、最初は「やってみなきゃわかんない」世界です。やったことがないから新しいものができてき来るんですよ!