雨が一気に上がったと思ったら、いきなり気温上昇!日差しが暑くてもう夏の雰囲気。
植物も少々ぐったりとしていた宮崎です。種類は分かりませんが、セミが鳴いています。
なんかもうちょっと季節の変わり目ゆっくりしてもらえません?ホント極端から極端ですよ(笑)。
さて、種まき病はさらに悪化の一途をたどって、遂にアネモネにも手を伸ばしてしまいました(笑)。
流通しているアネモネ(としてのイメージ)の種類は、‘モナリザ’などの品種がある「コロナリア」、そして数年前から流通している「フルゲンス」、そして宿根する種類としてここ1~2年話題になっているのが「バポニア」です。
昨年、初めて「フルゲンス」を入手、早速「コロナリア」との交配を試みたのですが、ず~っと雨。
せっかくの交配も腐って種が採れませんでした。
でも、自然交配の種子がわずかに採れたので播いてみた次第。アネモネは初めての種まきです!
昨年の10月に播いてようやく開花。6か月かかっています。結果が分かるのはパンジー・ビオラの2倍ですね。ちと長いで~す(笑)。
ラベルなしの苗だったので品種名は不明ですが、菊咲き(細弁八重)でしたので「セントブリッジ」か「モナーク」でしょう。
濃いブルーの個体を選んだのですが、花色は見事に分離。
F1品種もありますが、よく考えればそうでない品種は球根ですので雑駁な訳です。ですから分離する。
流通していない微妙な色合いの個体も出て、いい感じですね!(笑)
苗が小さいのでここからの採種は難しそうなので、ひとまず球根が残せればと思っています。
宮崎は湿気が多いので軒下程度ではアネモネも腐りやすいですよ、これが。
さて、アネモネの種子がこちら。今年採れた分↓
フルゲンスの種子。
コロナリアの種子。
種子はこのように綿毛がついています。この綿毛が播くときに互いにくっついたりして面倒。とても人手では取り除くことが出来ません。
ところがこの綿毛がない個体が入手した苗の中にあったんです!
それは、ポルト・ホワイトという品種でした。
最初に見た時には綿毛がないので、「ああ種が出来なくて腐っちゃんだな」と思ったんですが、切り取って捨てようとしたらしっかり種が出来ているじゃありませんか。びっくりしました!
花には直接関係ありませんが、種まきの時にこの綿毛がなければどれほど効率的にできることか!
こんな個体を見たら、もう花の変異なんてどうでもよくなっちゃた。綿毛のあるなしの方が断然面白いもの(笑)。
すでにそのような育種選抜がされているのかもしれませんが、ひとまずこの種を播いてどうなるのかを見てみたいと思っています。