Quantcast
Channel: ROKA BLOG
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1284

アサガオの葉の遺伝性?

$
0
0

今日は雨の予報が曇りに・・・、あまり雨が降らないのを陽気な梅雨というそうですが、今年はそんな感じです。

 

でも、温度は高いのでアサガオは成長すること、すること。

だいぶ込み合ってきましたので、

スペーシング。

 

すごい数になり、だいぶスペースを占領するようになってきました(笑)。

 

本来ですとこれくらいで植え替えるのでしょうが、そんなスペースはないので、9cmポリポットで開花まで行きます。

 

その為、「蔓が伸びたら摘む」その繰り返し。 仕立て方では切込みづくり がありますが、まだそこの域までたどり着きません。

 

スペーシングしながら観察すると葉や株の性質も様々。

緑斑姫性

 

姫性は葉や花が小型の系統です。種、苗ともよくホームセンターなどで販売されています。

こちらは黄色の葉色に斑が入っている姫性。

黄抱笹葉紅覆輪牡丹st

 

出物(変異個体)は笹葉で牡丹咲き(八重咲き)になりますが、通常の個体は抱葉です。

黄弱渦葉藤紫吹雪采咲st

 

出物は笹葉で采咲になりますが、通常の個体は丸抱葉です。

青柳葉濃青筒白采咲st

 

これも出物は笹葉の采咲。通常個体は丸抱葉です。

 

葉色は黄と緑の2色。これらに斑が入る系統があります。そして、レアなのが“松島”と呼ばれる黄と緑が混ざる葉色です。

林風葉

 

通常は葉と葉柄は区別がはっきりしていますが、これは葉の繋がり部分の葉柄が広がり気味になっています。そして、葉が風になびいたような歪み方をします。

弱渦蝙蝠南天葉

 

実物は初めて見ました。本当に蝙蝠!(笑)

林風南天数切葉

 

もうどうなっているのかわかりません(笑)。花が咲くのでしょうか?

 

さて、交雑していない個体も多いのですが、交雑したものは遺伝傾向らしきものが見えてきました!

(紅しだれ×サンスマイルローズ)F2

 

姫性と木立の交配後代。F1は普通のタイプに戻りましたが、F2は姫性(右)と木立(左)に戻りました。

 

つまり、F2まで播いてみろということですね。

 

で、交配結果が分かるもの。

左:黄立田葉白風鈴獅子咲き牡丹st、中:花吹雪×黄立田葉白風鈴獅子咲き牡丹st、右:花吹雪

 

葉だけで言うと、黄×緑は「緑」に、無地×斑入りは「無地」に、蝉葉×抱葉は「(弱)抱葉」になるようです。

左:黄抱笹葉紅覆輪牡丹st、中:サンスマイルパープル×黄抱笹葉紅覆輪牡丹st、右:サンスマイルパープル

 

結果は上記組合せとほぼ同じ。ただ、こちらは木立(サンスマイルパープル)を使っています。F1は木立(矮性)は普通に戻りました。

 

でも、F2になれば「抱葉で木立」の個体が分離する可能性がありますね!

左:青柳葉濃青筒白采咲st、中:団十郎×青柳葉濃青筒白采咲st、右:団十郎

 

こちらは抱えは弱いですが、やはり傾向どおりです。

 

だんだん傾向が見えてきて面白い。後は、花がどのような遺伝傾向があるのかが、とても楽しみです!!


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1284

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>