今日は雨の予報が曇りに・・・、あまり雨が降らないのを陽気な梅雨というそうですが、今年はそんな感じです。
でも、温度は高いのでアサガオは成長すること、すること。
だいぶ込み合ってきましたので、
スペーシング。
すごい数になり、だいぶスペースを占領するようになってきました(笑)。
本来ですとこれくらいで植え替えるのでしょうが、そんなスペースはないので、9cmポリポットで開花まで行きます。
その為、「蔓が伸びたら摘む」その繰り返し。
仕立て方では切込みづくり がありますが、まだそこの域までたどり着きません。
スペーシングしながら観察すると葉や株の性質も様々。
緑斑姫性
姫性は葉や花が小型の系統です。種、苗ともよくホームセンターなどで販売されています。
こちらは黄色の葉色に斑が入っている姫性。
黄抱笹葉紅覆輪牡丹st
出物(変異個体)は笹葉で牡丹咲き(八重咲き)になりますが、通常の個体は抱葉です。
黄弱渦葉藤紫吹雪采咲st
出物は笹葉で采咲になりますが、通常の個体は丸抱葉です。
青柳葉濃青筒白采咲st
これも出物は笹葉の采咲。通常個体は丸抱葉です。
葉色は黄と緑の2色。これらに斑が入る系統があります。そして、レアなのが“松島”と呼ばれる黄と緑が混ざる葉色です。
林風葉
通常は葉と葉柄は区別がはっきりしていますが、これは葉の繋がり部分の葉柄が広がり気味になっています。そして、葉が風になびいたような歪み方をします。
弱渦蝙蝠南天葉
実物は初めて見ました。本当に蝙蝠!(笑)
林風南天数切葉
もうどうなっているのかわかりません(笑)。花が咲くのでしょうか?
さて、交雑していない個体も多いのですが、交雑したものは遺伝傾向らしきものが見えてきました!
(紅しだれ×サンスマイルローズ)F2
姫性と木立の交配後代。F1は普通のタイプに戻りましたが、F2は姫性(右)と木立(左)に戻りました。
つまり、F2まで播いてみろということですね。
で、交配結果が分かるもの。
左:黄立田葉白風鈴獅子咲き牡丹st、中:花吹雪×黄立田葉白風鈴獅子咲き牡丹st、右:花吹雪
葉だけで言うと、黄×緑は「緑」に、無地×斑入りは「無地」に、蝉葉×抱葉は「(弱)抱葉」になるようです。
左:黄抱笹葉紅覆輪牡丹st、中:サンスマイルパープル×黄抱笹葉紅覆輪牡丹st、右:サンスマイルパープル
結果は上記組合せとほぼ同じ。ただ、こちらは木立(サンスマイルパープル)を使っています。F1は木立(矮性)は普通に戻りました。
でも、F2になれば「抱葉で木立」の個体が分離する可能性がありますね!
左:青柳葉濃青筒白采咲st、中:団十郎×青柳葉濃青筒白采咲st、右:団十郎
こちらは抱えは弱いですが、やはり傾向どおりです。
だんだん傾向が見えてきて面白い。後は、花がどのような遺伝傾向があるのかが、とても楽しみです!!