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大牟田さんの圃場へ!

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今日はようやく時間を見つけることが出来て、大牟田さんの圃場へ。親株を預かりに行ってきました。

 

圃場は標高が高いところにあって、おまけに薄曇り。風が吹いて寒~い。

 

こんなに寒い中で作業されているなんて本当に頭が下がります。

 

だからこそいい苗が育つのですね。そして、寒いと本当に花色が冴えるエボルベです。

だいぶ出荷も進んたとのこと。親株候補たちが横に拾われていました。

 

今年の様子をまとめると、花色、特に絞り(ストライプ)で更に色の深みが増した。絞り以外でも複雑な色合いが出現、また新たな花型の兆しが見えたとういことになるでしょうか。

 

とにかく、さらにさらに進化が進んだという感想です!

複雑な色合いの絞りたち

 

絞りはかなりの確率で伝わっています!今のところこれほどの絞りのバリエーションを持っているのはエボルベだけだと思います。

なんじゃこれは!の個体

ビタミンストライプ

 

とにかく元気が出る色!暗い世相ですので、この花を植えて世の中をぱあーっと明るく元気にしようじゃありませんか!(笑)

中間ストライプ

 

アプリコットストライプとラベンダーストライプの後代です。とにかく色が複雑なストライプ。

 

手元にこの2色の色があったら、是非交配してみてください。

スプラッシュ(飛沫絞り)

 

再現性は高い(よく遺伝する)とのこと。これらの色を混ぜ合わせて更に複雑な色合いを目指します。

ラベンダーストライプも色合いが素敵!

ミスト(吹き掛け絞り)

 

細かな点状の絞り。ぽつぽつとあちこちからは出るのですが、いざ拾ってみるとこれがなかなか伝わらない。

 

でも、投げ出したらそこで終わりですから、とにかく追ってみます。

ラベンダーストライプバードフェイスタイプ

これまた何と表現していいか分からない色合い。

ベージュオレンジパープル?なかなかこんな色は出せません。

コントラストがはっきりした色合い。

こちらも何という色合いでしょう。目を奪われます!

これぞエボルベ!の色合いの個体出現!現在たった1株。

フリルタイプも多数出現!フリルもやってみようと意見が合致しました。

 

どなたのものとも違うフリルを目指します!

おはよう(ラベンダータイプ)

 

ロングステムタイプのエボルベ。ラベンダーとイエローレッドの2タイプがあります。

 

ふっくらと育ち花立ちも良好で植栽に適しています。また切り花にも!一度使って頂くとこの良さがわかります。お薦めですよ!(笑)

バードフラッピング(はばたき)

 

やや細目の花弁が緩やかに揺れる様。この花が蝶のように空に飛び去っていくように見えました。

 

新しい花型としていかがでしょうか?(笑)

そして、一部に花の乱れた個体が出現!

 

細弁の八重咲き(多弁咲き)に繋がるかもしれませんよ、これは!(笑)

お預かりした親株は4ケース

 

育種で一番大事なのは選抜(拾い上げ)の作業。これらを選ぶのに約4時間かかりました。

 

系統や交配の特徴を見極めどう進めていくかを意見を出し合い、検討しながら選べばそれぐらいは確実にかかります。それくらい大事だということ。

 

現時点で最良の株を拾えたかなと思います。

 

エボルベ、令和の時代も確実に進化しますっ!!(笑)


再び吉村君の圃場へ!

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「後半の花達が咲いてきたのでもう一度確認に・・・」との連絡を受け、再び吉村君の圃場へ!

ブローインフィールド

 

まだばらつきがありますが、風になびいています(笑)。

前回よりもだいぶ開花が進んでいます。

パンジーサイズのオリジナル系。

 

市販品種と個人育種家の交配後代になりますが、両親とは全く違う姿に・・・。こうでなくちゃいけません(笑)。

 

とにかく青染み(ブルーイング発色)の個体が多く出ています。ちょっと出すぎなので、用土か水に関係があるんじゃないかとも考えます。

 

青染みはめったにない花色。これを見た知り合いのお花屋さんが驚喜して数ケース持っていったとのこと。そして、売りたくないものは裏に隠してあるようです(笑)。

 

ある意味、ありがたいことですね!売るのが商売なのに売りたくないくらい綺麗な花であるということですから。

絞り咲きの個体。

 

絞りの遺伝子は‘キャンティ’からです。父親は上記と同じですが絞りの別個体。

コーソン小春

 

コーソン系と私のオリジナル‘小春’(ピンク)の後代選抜です。小春は何度か絶えかけたですが、こうして何とか繋がっています。

バードフェイスから反転咲き。

 

ここでも出ていますので、当然追いかけます!

 

反転咲きと言えばコウロギノブコさんですが、そこに続く別タイプを誰が先に完成させるか、裏では熾烈なレースが始まっているんですよ(笑)。

 

数年後にはかなりの反転咲きが世に出てくると思いますので、どうぞお楽しみに!

 

と、本題はここではなくて落合けいこさんの系統でした。

 

落合さんの遺伝子を繋ぐプロジェクトが始まっていますが、個人的に行っているのは進化(エボリューション)させることです。

 

落合エボリューション。その結果を見にとの連絡を受けたのでした・・・(笑)。

おお、咲いています!

 

これらはダブル系にカナリアを掛けたもの。

カナリアも八重の遺伝子を持っていますので、子供たちに八重咲きが出現しています。それも多めに!

 

この組み合わせは八重咲きでロングステムで這性のタイプで揃っています。それに加えてカナリア由来の香りがとても良いです!

 

おっと、カメラの電池が切れました・・・。

 

画像はここまでしかありませんが、いろいろな意見を出し合って親株の選抜は続けました。また、約2時間の作業です。

 

きちんとこれからの目標を目指して選抜しましたので、来年はもっと進化しますよ!

 

このカナリアの交配種、いろんな方に使ってみて可能性を探っていただきたいです!

石川園芸さんの圃場へ

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一昨日は石川園芸さんの圃場へ行ってきました!

 

石川園芸さんと言えば、今年大ブレイクした‘レディ’を作られている生産者さんです。

‘レディ’

 

皆さん、これまでにない青染み(ブルーイング発色)の水色とその上品な花型に魅了されたことと思います。ホント、これまでにない色ですよね!

 

それを実際に手にした方々がSNSなどで発信!一気にブレイクでした。ネットの世界の凄さを改めて知った次第です。

 

現在もさらに磨きを掛けるべく、鋭意選抜は続きます。

 

さて、私はこれまでたくさんの生産者さんに種の提供を行って来たのですが、選抜は生産者さんにお任せしています。

 

それは提供の目的が、「その生産者さんのオリジナルを作る」ためだからです。

 

そして、その選抜で誕生したのがこのレディです。

 

両親は提供した‘モンキージョージ’と‘波琉(はる)’。この2つが石川園芸さんの圃場で自然に結びついてで来たのがこの花!

ちなみに‘モンキージョージ’はグリーニッシュの先駆け的品種でちょい悪的なラビットのビオラ。

 

画像はその品種ではありませんが、似た感じの個体。これよりもワイルドでちょい悪感があります。パクられて別の動物名で売られていたこともありました(笑)。

 

‘波流’はすでに絶えてしまったのですが、アプリコットシェードのフリルのビオラです。ブルーイング発色がよく出ていたと記憶しています。

 

つまりはモンキージョージの花型に波流の揺れ、青染みが加わったのがレディなのです。

 

それを拾って磨く、おそらく私では出来なかったでしょう。まさに石川園芸さんのセンスが光るオリジナルだと言えます。

 

ラベルには私の名前がありますので私の育成品種だと思われる方が多いかもしれませんが、私の立ち位置はそこ。元になったと言うことでわざわざ記載して下さっています。ありがたいことです。

 

さて、石川園芸さんと言えば園芸日和の“ぷちぷち”シリーズも有名です!

寄せ植え素材の1アイテムとしての極々小輪系のビオラ。

 

アリッサムなどの小花は寄せ植え素材に欠かせないものですが、寒が強いと傷んでしまいます。ところがビオラは凍っても大丈夫!極々小輪はそのアリッサムなどの代わりとしての提案なのです。

 

最近は同様の提案を見かけますが、石川園芸さんがその先駆けになんですよ。

このラベルを見た方も多いのではないでしょうか?

 

ちなみにこちらにも私の名前がありますが、立ち位置はこちらも同様です(笑)。

 

さてさて、今年の親株用のハウスも見せていただきました!

なんと言って表現したらいいのでしょうか。

 

林の中の湧水の池、水の色と移り込んだ緑の色が湧き出る水に揺らいでいる・・・。そんな色世界が広がっています。

本当に他にない色と雰囲気ですね!でも、画像はほんの一部の色にしかすぎません。

新色?ラベンダーピンクの個体も出ているようです。

 

そして、ぷちぷちの親株も。

ぷちぷちは実にたくさんの色があります。ですので、どんな色合いの寄せ植えでも合う色があります。

 

そして、このハウスで一部は自然に結びついてまた新たな色が誕生するんです!

お、新芽が黄色い曙斑の個体も出現していました!

 

まるでアキランスの様、これ選抜されるようであれば名前は「ハルランサス」でいかがでしょうか?(笑)

バタフライガーデン(山内園芸)さんのリアン

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12月も半分過ぎました。

 

今週の日曜日は冬至と言うことでまた折り返し点を過ぎます。早い早い早すぎる~ぅです(笑)。

 

さて、実にいろんな方のサポートを行っておりまして、福岡県のバタフライガーデンからも親株が届きました!

“リアン”がブランドネームになります。

 

ベースは市販品種と個人育種の交配。名前を出せばどちらも有名ですが、代を重ねていますので、言ってもにわかには信じてもらえないと思います。まあ、それくらい変化しているってことです(笑)。

 

多様な花色花型が混在していますが、これがこの系統の特徴でもあり、魅力でもあります。

 

「ビオラはその多様性が美しい」、江原さんスタイルですね!

 

ただ違うのは、江原さんの系統はベース以降は他の血を一切入れていないのに、こちらはその時々で市販品種なり、個人育種の血を入れているということです。

 

ですので、大きな括りとしては2㎝程度のビオラサイズですが、年によっては雰囲気が変わる進化系の系統でもあります。こちらはエボルベスタイルですね!(笑)

今年の親株たちです。こちらが2㎝程度のメインのタイプ。

それより小さな1㎝程度のタイプは‘花小豆(はなこまめ)’系。

メインより大きめ2cm以上のタイプは“ラージ”系になります。

 

で、私の作業はその多様性から出た特徴的なものの活用です。

コウロギさんのうさぎタイプが出ました。だいぶ大きめ、黄色いうさぎを目指すべきでしょうか?(笑)

ピコティの細弁系。いい感じの色バランスです。

ダークレッドのスターラッフル。このサイズでこの花型はまだ少ないかも?

ヒゲの濃い個体も・・・。これはベインもやってみろってことでしょうか?(笑)

 

そして、今期は流行りのフリルの遺伝子を入れてみました。

フリリアン(仮名)

フリルは出ていますが、もう少しいろいろな面で磨き上げねばなりません。

と、この交配系統の中から反転咲きが!

 

上品な色合いの反転咲きで、これはここでもやりなさいってことですね!(笑)。

 

リアン、お店に並んでしたらよく顔を見てください。おとなしめのかわいい子揃いですよ(笑)。

園芸ガイド 2020冬号

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さあ、今年も駆け足になってきました!それをインフルエンザが追いかけて、まあ大変な状況になっています(笑)。

 

さて、すでに発売されていますが、「園芸ガイド 2020冬号」は宮崎推しの特集になっています!

 

だいぶ昔ですが、出世術?みたいなことで「お見舞いのタイミング」と言うのがありました。

 

お見舞いに駆けつけるのはすぐにではなくて、ひとしきりみんなが行った後しばらくして落ち着いてからが良いというもの。

 

誰も来なくなったその頃の方が相手に喜ばれるし、覚えてもらえるからだそうです。

 

と、何故かそれを思い出したのであえて皆さんがUPし終わった頃に紹介させていただくことにしました!(笑)

園芸ガイド 2020冬号 主婦の友社発行。定価は1080円

 

今年の春に編集長さんが作品展に来県されて取材。このような取材は一年後の掲載になる場合も多いのですが、極めてスピーディな展開となりました。

 

SNSで情報はすぐに伝わる時代。編集長さん、「スケジュール的に厳しい面もあったのですが、タイミングや新鮮さも大事と宮崎関連の記事をぎゅぎゅっと詰め込んでみました」とのこと。

 

本当に宮崎推し!ありがたいことです!

何事も世に出るということは、多くの方の支えがあってのこと。

 

育種しても、生産しても、それが皆さんに伝わらないと、手元に届かないと意味がありません。その広める、届ける役割に尽力されたのがアナーセンのオーナーの川口さん。その物語です。

そして、その個性的なパンジー・ビオラを写真家の今井秀治さんがレポートです!

 

ネタばれしますので、一部を切り取り(笑)。

みつばちの羽音 イエロービー

 

宮崎県の新富町の石村あさみさん育成のビオラ。イエローにベイン、今年の秋から横花植木さんより発売になった花型も可愛いビオラです。お店ではすぐにお嫁に行ってしまいました。

 

ベインは男性好みの模様だったのですが、女性が手掛けることで女性好みのベインが誕生しました。そんな新しい視点の先駆け的品種になります。 

 

これに続けと女性視点でのベインの育成が始まっています。育成に参加するなら今ですよ!(笑)

グリムスパーティ

 

岡山県岡山市の福田史郎さん育成。ブラウンにイエローピコティ、それに他の要素がギュッと積められた品種になります。これは分かる人が見ると本当に驚きます!是非とも実物を見て頂きたい品種です。

斑入りキャロットピンク

 

岡山県勝央町の木村靖さん育成。ライトローズピコティ、大ラビット。一番の特徴は斑入り葉、世界広しと言いますが、今のところ斑入りの品種はこれしかありません!

円環シルバーメタリック

 

愛知県豊田市の矢田堅一さん育成。ブルーグリーニッシュの円環です。その色合いと形がとてもマッチしています。

 

他にもレアな品種がたくさん掲載されています。

 

以前の掲載は入手が可能な品種と言うくくりがあったのですが、今回はこれも取っ払い!(笑)

 

どれもレアな品種なのですが、実は育成者さんの地域では出回る可能性が高いんです。これまでスルーしていた中に見付けられるかもしれません。ホントに貴重な情報ですよ、これ!

 

そしてそして宮崎推しは続いてラナンキュラス!

全国的に注目されているラックスの生みの親の草野修一さんが、その誕生秘話を話されています。これも貴重な情報!

 

他、ローザンベリー多和田や愛好家、そして新品種のクリスマスローズや寄せ植えなど本当に盛りだくさんの内容になっています。

 

よろしければお手に取ってくださいませ!!

配布種子の開花報告いただきました!

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本当に今年も残りわずかになって怒涛の日々が続いております!

 

なんとかインフルエンザはスルーしてくれたのでひとまずは安心。でも、パンジー・ビオラたちの顔がじっくり見れないのがちと淋しい・・・(笑)。

 

そんな中、ふっと一息つける画像をいただきました。

 

配布したパンジー・ビオラの種から花が咲いたとのご報告です!

令和元年に相応しく色形共に様々な花が咲いているとのこと。

 

配布時にそう言っていましたので、そうなっているようで本当に良かった!ね、そうだったんですよ(笑)。

 

また、500株以上の苗を育てて、多数の希望者に200株余りをお嫁に出されたのことでした。

 

公共の場所に植栽されているとか、この様にお嫁に出されたりとか、とにかく自宅でも皆さんの目に触れるところに飾っているという方がたくさんいらっしゃるようです。

 

思えば、この様な方々が日本のパンジー・ビオラの魅力をより多くの人々に地道に伝えてくださっているのだなあと胸が熱くなりました。

 

令和に入って本当にパンジー・ビオラへの視線を熱く感じています。これもきっと皆さんのおかげ。

 

どんどん熱い視線を送ってください!育種する側はそれを励みとして魅力的な花を送りだしていきますから。

 

喜びの循環。

 

そうなることで、令和のパンジー・ビオラは絶対に“こころ豊か”になっていきます。そうしていかなくてはなりません!(笑)

今年はレディ!

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今年も最後のブログとなりました。

 

何が今年一番印象深かったというと、それはやはり石川園芸さんの‘レディ’への大注目でしょう。

 

インスタで紹介されると瞬く間に拡散、外国からも「こんなビオラ見たことないよ」、「名前は何?」、「種は販売されているの?」等々の反応があったとか。ホントに時代ですね!

来年用の親株もしっかりと控えています!(笑)

レディ

 

本当に表現が難しい色合いです。そして、本当に美しい!

 

前回、「林の中の湧水の池、水の色と移り込んだ緑の色が湧き出る水に揺らいでいる・・・。そんな色世界」と表現しましたが、いささか長い(笑)。

 

より端的な言葉はないかと探して「濡れ水色」との表現に辿りつきました。

 

この透明感、濡れた感じに近いのではないでしょうか?

 

淡い色は花弁の何ミクロンの薄さでその雰囲気を醸し出している場合が多くて非常にデリケート。ですが、よくよく考えれば、この花は花壇に植えるタイプのものではありません。

 

そして、切り花にも活用。

 

花弁の丈夫さをないがしろにする訳ではありませんが、花壇植えメインの視点を変えてくれた花でもありました。

 

本当に私にはできない選抜だと思います。

 

私にはできない世界がある。だからいろんな方の花を見てみたい。そして、それが楽しくて仕方がありません(笑)。

 

さて、来年のことになりますが、2月には第12回目のパンジー・ビオラ作品展を行う予定です。

 

また、作品展に続いてフローランテ宮崎でもパンジー・ビオラの展示が始まります。遂にフローランテ宮崎さん、動いてくれました!(笑)

 

そこではちょっとあり得ない企画もありますが、それはまだシークレット!

 

細かな日程、内容は年明けてのブログでご紹介しますので、楽しみにしてください。

 

年が明けてもパンジー・ビオラの盛り上がりは続きますよ!!

 

今年も大変お世話になりました。どうぞよいお年をお迎えください。

令和初!第12回パンジー・ビオラ作品展のご案内!

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皆さま、明けましておめでとうございます!本年もどうぞよろしくお願いします!!

 

宮崎は寒かったものの穏やかな年越しでした。すでにスイセンは開花、シャクナゲの蕾も膨らんでいてびっくり!今年はどうも暖冬の様です。

 

さて、今年も作品展を行うこととなりました!令和初です!おかげさまで12回目となりました。こうして続けられ来たのは皆さんのおかげと、心より感謝申し上げます。

 

第12回パンジー・ビオラ作品展

 

「令(よ)きビオラ、和みのパンジーの世界!~さあ、新たな時代へ~


日時:令和2年2月1日(土)~2月9日(日) 10:00~16:00 *2月3日(月)は定休日

   

場所:アナーセン

   (宮崎市跡江1380-9 TEL 0985-48-2668 メール:anasen@miyazaki-catv.ne.jp

  *カーナビ利用の際は「宮崎市跡江1380-33(お隣さんです)」と入れてください。


<参加者(予定)>

平塚弘子氏  落合けいこ氏  笈川勝之(都築の里)氏  見元一夫(見元園芸)氏  植田光宣(花苗うえた)氏  コウロギノブコ(興梠花卉園芸)氏  藤田伸也(フジタ緑花園)氏  大牟田尚徳(アイディアルフラワー)氏  石川智樹・泰子(石川園芸)氏  吉村龍典(吉村農園)氏  山内昇一(バタフライガーデン)氏  木村靖(Kim農園)氏  佐藤勲(サトウ園芸)氏  秋田茂良(秋田緑花農園)氏  佐藤清史氏  福田史朗(エフプランツ)氏  米増誠治(花夢園芸)氏  内野レン子・智仁氏  上垣笑子氏  石村あさみ氏  眞田じゅんこ氏  ありまひろこ氏  川越ROKA他

 

問合せ:川越ROKA (携帯/08031848826・メール/crinumjaponicum@yahoo.co.jp )

 

今回も特にテーマは設けておりません。他の展示会に比べるとこじんまりしておりますが、最新の交配や親株を貸し出してくださいますので、ここに来てくださると日本の パンジー・ビオラの 令和のこれからが見られると思います。

 

令和最初の展示会は新たな時代への展望を探る展示会です。これまでにない色合いや花型のものが登場する予定になっています。乞うご期待!!

 

そして、もう一箇所。万を持して宮崎市のフローランテ宮崎でも展示会が開催されることになりました!こちらは県内の育種家の作品がメインになります。

 

「育種パンジー・ビオラ展 2020」

日時:令和2年2月15日(土)~3月8日(日)

場所:フローランテ宮崎 街並み見本園D棟 アウトドア志向の庭

 

〒880-0836 宮崎市山崎町浜山414-16

ホームページ:http://www.florante.or.jp/event/index.html


電話番号:0985-23-1510 FAX番号:0985-23-1530

*週末の講座などが予定されています。

 

令和になって個人育種のパンジー・ビオラに更に熱い視線が注がれています!さあ、令和の時代のパンジー・ビオラはどのようになっていくのでしょうか?ぜひその目で確かめてください!!

 

たくさんの方のご来場をお待ちしています!!


パンジー・ビオラ育種実践講座のお知らせ!

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早いもので1月も4日を過ぎてしまいました。年を経るごとに時間の流れが早くなると先輩たちはおっしゃっていますが、それが身に染みる歳となってきました(笑)。

 

さて、年末に予告いたしました企画が正式に決まりましたのでお知らせいたします!

 

これは、フローランテ宮崎で行われる「育種パンジー・ビオラ展 2020(1月15日~3月8日)」の期間中に行われる講座の一つです。

 

パンジー・ビオラ育種実践講座

~オリジナルパンジー・ビオラづくりに挑戦しよう!~

 

講師:川越ROKA

日時:2020年2月15日(土) 13:00~(2時間程度)

場所:フローランテ宮崎 D棟 アウトドア指向の家 *〒880-0836宮崎市山崎町浜山414-16

内容:パンジー・ビオラの歴史、遺伝傾向、交配の実際、選別方法、ネーミングなど

    (本格的な育種の講座になりますが、分かりやすく説明します)

参加費用:2200円(税込み) *苗や目打ちなどの必要経費分

定員:15名

申込方法:園内申込書、または電話受付(0985-23-1510 *1月5日より受付)

 

*申し込みが定員を超える場合は、午前に同内容で追加講座の予定です。(時間は10:00~)

 

前回、秋のイベントでは平成のパンジー・ビオラについてお話をさせていただきましたが、今回はそこから更に内容が深まって、育種の実践講座となりました。

 

パンジー・ビオラの育種は日本がトップ、その中でも宮崎県は情報発信基地でもあります!

 

その宮崎から次代を担う方々を輩出していこうという壮大な企画!(笑)

 

私も久々のガチの講座、そしてこの金額。あり得ないでしょう?でもそれもこの壮大な目的のためなのです(笑)。

 

県の内外は問いません。育種をやってみたいと思われる方は是非この機会にご参加ください!

 

令和の時代、きっとあなたのデザインする花を待っている人がいますよ!

 

たくさんの方の申し込みをお待ちしています!!

多摩の羽衣

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今日からお店の仕事始め!

 

暮れにかなり少なくなったビオラ苗が、仕事始め早々で入ってきました!

 

アイデアルフワラーさんからは“エボルベ”、石川園芸さんからは“ぷちぷち”他、‘レディ’はほぼ終了です。

 

吉村園芸さんからは、“落合系ダブル”他、こちらも‘ブローインフィールド’は大好評のうちに終了!応援ありがとうございました!

 

コウロギノブコさんさんからは‘碧いうさぎ’、‘ノブコズダブル’。Kim農園さんからは‘キャロットピンク’他、お楽しみMix。

 

そして、秋田緑花農園さんからも届きました!

多摩の羽衣

 

昨年、作品で好評だった系統です。更に磨きがかかりました!

花型としては丸弁大バニーでしょうか?花色はクリーム~アプリコット~ラベンダーのパステル調のシェードです。そして、花弁に柔らかい揺れがあります。

 

領巾(ひれ)は薄く細長い布のことで、古来女性が肩からかけて垂らしていたもの。私たちがイメージする「羽衣」はこれです。

 

で、まさしく細くて柔らかくて揺れている。まさしくネーミングのとおりだと思います。

 

実は、パンジーサイズのバニー型を作ろうと四苦八苦していたのですが、この花を見て「あ、これだっ!」と気付きました。参考にさせていただきたいと思います(笑)。

八千代

 

今、ベイン(網目模様)に注目が集まっていますが、秋田さんも数年前から追及されています。

 

でも、それは通常の網目ではありません。通常の脈の色は黒、ですが、秋田さんは地色の濃い色なんです。その特徴がよく出ているのが一番上の画像。

 

これに気付く、拾う、追求する。本当にすごいなと思います。

濃いブルーのラッフル

 

色の深みがいいですね!暖冬の時はこの色は特に好まれると思います。

 

何の血を引いているか分かる人には分かると思いますが、分かる人ほど「違う」と言うのではないでしょうか?

 

いや、お見事!

パステルのラッフルもあります。

 

これもなんとなく雰囲気がいい!

 

花には本当に人柄が出るなあと改めて感じた次第です(笑)。

 

FB⇒https://www.facebook.com/shigeyoshi.akita


ブログ⇒http://blog.kaobana.com/

パンジー・ビオラ育種実践講座、午前の部追加のお知らせ!

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昨日は大荒れの天気。宮崎は台風並みの西風が吹き荒れていました。

 

資源ごみの収集日のところは道路にプラごみが道路などに散乱、砂埃は舞うし、ハウスのビニールが剥げているところもありました。運転していてハンドルを取られそうになる時もあり久々に自然の脅威を感じた次第です。

 

と、そんな日の夕方、台風並みの衝撃の電話が…。

 

昨日の時点ですでに講座の申し込みに14名の応募があったとのこと。それで、午前中の追加講座の案内をお願いしますとの内容でした。

 

いや、もうびっくり!改めてパンジー・ビオラに興味を持ってくださっている方がこんなにも多いのだな、その情熱がひしひしと伝わってきて緊張しました。

 

また、お隣の熊本、鹿児島からも申し込みがあったとのこと。本当に嬉しいお話です。私も気合を入れ直さねばなりません!

 

と、言う訳でパンジー・ビオラ育種実践講座、追加のお知らせです!

 

パンジー・ビオラ育種実践講座(午前の部追加)

~オリジナルパンジー・ビオラづくりに挑戦しよう!~

 

講師:川越ROKA

日時:2020年2月15日(土) 10:00~(2時間程度)

場所:フローランテ宮崎 D棟 アウトドア指向の家 *〒880-0836宮崎市山崎町浜山414-16

内容:パンジー・ビオラの歴史、遺伝傾向、交配の実際、選別方法、ネーミングなど

    (本格的な育種の講座になりますが、分かりやすく説明します)

参加費用:2200円(税込み) *苗や目打ちなどの必要経費分

定員:15名

申込方法:園内申込書、または電話受付(0985-23-1510)

 

*午前午後の2回の講座が決定しました。これから申し込まれる遠方の方でどうしても午後の方がという方がいらっしゃるかもしれません。その際はご相談くださいとのことです。

 

さて、講座では実際の交配にも挑戦していただきます。苗はこちらで準備いたしますが、なんと大牟田尚徳さんの“エボルベ”と落合けいこさんの系統を教材として使わせて頂くことになりました!!

 

ちょっとあり得ないでしょう?そう、いろいろあり得ないのが今回の育種実践講座なのです!!(笑)

 

お二人共、「いいですよ!」と快諾して下さいましたが、ある意味これは課題です。

 

お二人の貴重な遺伝子を使いながらも、“エボルベ”とも落合さんの花とも違うものを作りだしていかなくてはならないのですから。

 

でも、出来ます。そう、その方法を学んでいたくのが今回の講座なのです。

 

令和の時代、あなたの花を咲かせましょう!!

今日の圃場 2020.1.11

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今年は暖冬。

 

やはり寒い時期は寒くないといろいろ使用が出てきます。宮崎だと漬物用の大根、千切り(切干)大根の作業にもろに響くわけです。

 

それはパンジー・ビオラにもあるわけで…。

昨日の圃場の様子です。

 

花は咲きあがっていますが、雑草の伸びも半端ない。抜くのですが、生命力が強いものだったり、茎や根に養分を持っているようなものはなかなか枯れません。

 

ホント困ったものです。雑草の伸びに追いつきませんので、そろそろ薬を使わねばと考え中です。

 

また、かび病も出始めています。

 

種ができるのか、いささか心配になってきました。そこまではなくてもいいので適度な寒さと乾燥を下さいませ。

 

さて、ここ近年は冷蔵庫の片づけと種の更新を目的に古い種を播いています。

 

発芽するものそうでないもの。とても残念な時もありますが、それはそれでと割り切るばかりです(笑)。

ホワイトバタフライ

 

落合けいこさんの代表作の一つです。ピンクが分離していますが、それはそれで綺麗!

 

とにかく血筋はつなげれらそうで安心しています。

平塚桜子

 

平塚弘子さんのフリル、ミルフル以前の小輪のフリルになります。

 

平塚さんといえば“焼け”の‘ドリームワンダー’が有名ですが、実はフリルもかなり以前から追い求められていたのです。

ホーンホワイト

 

コーソン系から私が選抜したものになります。それもわずかしかない純系のコーソン系。

 

独特の花型は「ホーン型」と呼ばれます。野生種に近いもののようで、春咲き性が強く、しかし、香りはとても良い花です。

 

品種として純化が進んだせいで、種が採れにくくなっており、だから播くのをずっとためらっていたのでした。

 

しかし、保存も限度があるもの。播いてみたら意外と発芽してきました。

 

数が育っていますので、何とか世代交代して繋げられそうです。

 

ちなみに‘ホーン立花’はオリジナルオレンジ小輪ビオラの‘橘姫’とこの品種の交配で香りが強い品種になります。

 

さて、ハウスのほうは・・・、

こちらも満開!

 

一部は展示予定なのですが、こう暖かいと株の状態が心配です。かび病も出ていますし、交配はまだわずかしかできていませんので。

でも、種採りは今のところ順調です。株の通りに封筒を並べるのがひと手間でした(笑)。

 

さてさて、種まきしたこれらの懐かしい花は作品展に展示いたします。

 

めったに見る機会がありません。ですので、是非この際に実物をご覧になってください。

 

そして、当時の作者の想いに心をはせていただければありがたいです(笑)。

R1年度種まき結果から バニー型

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1月も半ばになりました。

 

空き時間を見つけては、交配結果の画像撮り。このデーターが大事、これを記録するために種播きやっているようなものです(笑)。

 

毎回のことですが、いい結果もあればそうでないものもあって・・・。でも、それもデーター。

 

平成最後の原稿はバニーなどの細弁だったので、それに引っ張られて細弁の交配の種を多めに播きました。

 

バニー型と言えば、‘バニー’が代表品種なのでそれを使ってみるとどうなるか?

バニーイエロー×くすんだパープルベージュビオラ。

 

右がバニーイエロー。他は交雑していますが、花型は中間と通常のビオラですね。色もイエローが中心です。

 

イエローは他の色を覆ってしまう感じになりますが、孫の代(F2)では父親の色がいくらは分離してくると思います。

 

バニーの色変化を狙うのであれば、ひとまずは左端の個体を拾ってF2を見てみるのがいいかもしれません。

 

花形的には左から3番目の個体がいいと思います。

バニーイエロー×パープルビーコン大きめバニー型ビオラ

 

育った数が少なく、左が交雑種。似たような花型ですので、交雑種もバニー型に。

 

イエローとパープルの交配では今度はパープルが出ています。

バニーパープル×ルビーももか

 

真ん中がバニーパープル。他は交雑しています。ルビーももかは細長の花型ですので、花型はバニー傾向に。

 

パープルとローズの色合いではパープルになっています。でも、若干パープルもローズを帯びているように見えます。F2ではもっとローズっぽいものも出てくると思います。

 

また、ルビーももかは唇弁がイエローになっているものがあるので、左右の個体はその面影ですね。

 

拾うのであれば、右端の個体でしょう。

バニーパープル×れんがももか

 

左が交雑で残り2つはバニーパープル。

 

これもバニー型にはなっていると思います。明るいブラウンもパープルには敵わずですね(笑)。

バニーホワイト×くすんだブラウンレッドビオラ

 

左が交雑、右がバニーホワイト。花型はまあいいのではないでしょうか?

 

レッドは出しにくい色なので当然この組み合わせでレッドは出ません。

バニーホワイト×ピンク細弁ビオラ

 

右がバニーホワイト。ピンクも出にくい色ではありますが、この場合は若干それっぽい色が出ています。

 

真ん中を拾ってより細く、濃いものを目指していくのがベストかも。左はまた別方向で拾えるような気もします。

バニーホワイト×パープルピンクラビットビオラ

 

左のみが交雑。花型はどちらかと言うとラビットですが、色は上記よりも伝わっています。

 

この個体のセルフ、また上記の個体との交配でピンクのバニーが狙えるかもしれません。

パープルピンクラビットビオラ×バニーパープル

 

バニーを父親に使ったら面白い結果になりました。

 

これはバニーのこだわる必要ななく、花型と色のバランスが面白い!ブロッチっぽいのがアクセントになっています。

 

これはこれでいいですが、ブロッチをはっきりさせる方向もありますし、ベインに仕立てても面白いと思います。

 

ブロッチ、ベイン目指す方向で拾う親株が違ってきますが、この段階では拾うのは真ん中の個体ですね。

ぶどうももか×バニーホワイト

 

ぶどうももかの特徴のローズパープルビーコンもホワイトは覆ってしまいます。

 

花型で選ぶならば下段左から2つ目の個体でしょうか。

ルビーももか×バニーホワイト

 

上段はルビーももか。下が交雑。ローズもホワイトは覆ってしまいます。

 

交雑個体が少ないので親株を拾うのは難儀ですが、拾うとすれば右でしょうか。続けて行けばどれも正解にはなっていきます。

 

これだけでもいろんなデーターが収集できたと思います。

 

花型や花色の伝わり方、そのデーターの積み重ねが次に進む上でとても大事になってきます。

作品展へ向けて ラビット型はやっぱり見元さん!

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寒い雨、身に沁みますが季節としてはこれが本来なのでしょうね。

 

さて、作品展まであと2週間。いろいろと準備を進めていますが、遅々として進みません。

 

そんな中、早々に作品が到着!第一弾は見元さんからでした!

今回は28品種。本来はもっともっと品種があります。

 

見元さんと言えば、皆さんご存じの「ラビット型」を完成された方。この花型は平成の日本で生まれた花型になります。

 

いろんな方がこの花型の品種を作られていますが、改めて見ると何かやっぱり違います。これが「本家」と言うことなのかもしれません。

あかね色のメイ

 

レッドとホワイトの組み合わせと花型が相まっていい感じ!

 

ホームセンターなどでこれに似た別の名前の花を見かけることがあったかもしれませんが、あくまで本家はこちらになります。

きんぐジョージ

 

ライトパープルのビーコンのラビット型。

クリームソーダ

 

淡いブルーとレモンイエローの組み合わせ、爽やかな色合いです。

ときめきリリアン

 

レッド&ホワイトのバイカラー、その色バランスにときめきます(笑)。

ハリーの冒険

 

濃いパープルブルーのビーコン。色が目立ちます。

マリアの微笑み

 

やや大きめのはっきりしたラビット型。

森のピュアリー

 

ラビット型唯一のホワイトです。とても上品!

太陽のアンジェ

 

レッドにイエローフェイス。元気が出る色合いです!

 

レッドを中心とした色合いも見元さんの特徴でもあります。

 

そしてそして、今回強く惹かれたラビット型が・・・、

たそがれジョニー

 

シャープな感じの花型に若干の揺れ、上弁のぼかしが「たそがれ」なのでしょうね。何か惹きこまれます。

 

一口に「ラビット型」と言っても変化があり、変化を付けられることをこれらの作品を見るとよく分かります。

 

是非、本家本元のラビット型をご覧になってください!

作品展へ向けて とよた花菜工房さんはシック?

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作品展に向けて今回は苗が早めに届いています。

 

第2弾は愛知県のとよた花菜工房さんからでした!FB⇒https://www.facebook.com/kenichi.yada.3

ハウスでスペーシングして、展示までひとまず待機です(笑)。

 

とよた花菜工房さんは、今回の園芸ガイド2020冬号でも紹介された円環シルバーメタリックが注目!

円環シルバーメタリック

 

残念なことに今回は昨年展示(園芸ガイドの画像)した花のタイプとはちょっと感じが違います。その系統は生育が芳しくなかったとのこと。

 

突き詰めるとそう言うことも起こってきます。でも、そのイメージは確立しているのでもう一度、今度は更に磨かれた花になって戻って来ると思います。

円環シルバーメタリック変異

 

面影は残っていますね。さあ、来年はどのようになるのでしょうか?さらに進化?それとも元に戻る?

 

連続して来てくださるとその花の変化を見ることが出来ます(笑)。

結・矢田系

 

この結は、大牟田さん、木村さんのところにも行っているのですが、それぞれが進化。矢田さんのところは原初の雰囲気が残っています。

 

同じ品種であっても、選抜する人によって変わってくる。これが育種の面白さでもあり、また大事なところですね。

華迷宮ブルー

 

華迷宮もいろんな方に送ったのですが、その名称が残っているのはここだけかもしれません。

 

華迷宮は、元はアプリコット~ブラウン~レッドのバイカラー(ビーコン)の大バニー型の花で、そのブルー系がほしいと言われたので、別系統から大バニー型を追加で入れたのでした。

 

その追加の系統の方が残っています(笑)。

後はもろもろ。

 

とにかくシックな色が多いです。

 

生産者さんなので、もっと明るい色も必要なんじゃないかなと心配しますが、シックな色合いを好まれるお客さんも多いとのこと。

 

でも、一番大事なのはやっぱり自分が作りたい色を作ることでしょう。モチベーションが違いますから!

ややバードフェイス

 

豊田さんのところでも出始めたようです。これは来年が楽しみですね!

 

来年のことを想像してみる・・・。それもこの展示会の楽しみ方でもあります(笑)。


作品展へ向けて 植田さんのピンクとレッド!

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作品、次々に届いています!

 

高知県の花苗うえたさんからも届きました。

パピヨンワールド

 

ラビット型で様々な色を含んでいる大人気の品種。その中間色は柔らかくて上品です。今回はブルーとベージュピンクの落ち着いた色が参加!

エンジェルキッズ

 

ラビット型ですが、他の方とは違ってキリッとした感じです。同じ花型でも個性が出ます(笑)。

ブルーパラダイス

 

ブルー~ブラウンの色幅がある小輪。ベインフェイス(レイフェイス)でもあります。

恋詩

 

ピンク&ホワイト、名前のごとくハート型(笑)。這性の品種になります。

 

さてさて、パンジー・ビオラの色で出すのが難しいのが。「レッド」と「ピンク」。特にこの色合いのクリアなものが難しいです。

 

植田さんのこれらの色合いは年を経るごとにクリアになってきているように感じます。

スイートラブ

 

ピンク~ローズの丸弁小輪。柔らかい色合いです。

スイートピンク

 

上記品種の進化系?大きめでウェーブがかかっています。こちらも柔らかい色合いのピンク。

 

レインボーウェーブのシリーズも大人気!

レインボーウェーブマーメード

 

ピンクからローズのグラデーションラッフル。

チークダンス

 

ブラウンレッドのビーコンラッフル。

レインボーウェーブUSA

 

ブルーローズのラッフル。

レインボーウェーブPRB

 

ピンクローズのビーコンラッフル。

 

画像を写しながら気づきましたが、すべて花型は丸弁。よくよく見れば他も丸弁が多いです。ここが植田さんの特徴でもありますし、こだわりですね!

エンジェルレッド

 

ややローズ味のあるレッド。反面、ラビット型はシャープにです!

セクシークイーン

 

新発売のピンクのビーコン、色合いがいいですね!太めのラビット型(笑)。

フェアリーフェネック

 

暗めのレッド他にパープルブルーがありますが、今回はレッドのみ。

 

ラビット型のフリルはありそうでなかなかありません。新しい花型です!

 

これらのピンクとレッド、是非太陽光の下で見て頂きたいと思います!

作品展へ向けて Kim農園さんのブロッチ覆輪とベイン!

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今は1月、昨日はいつも通りにヒートテック着込んでちょっと動いたら、汗ばむくらいに・・・。

 

天気予報を着ていたら菜種梅雨という言葉が聞こえてびっくり!1月ですよね?

 

そのせいか、花弁にシミが出てきています。ああ、もう気が気でありません。

 

管理をしっかりしていい状態で展示会に向かわねば!です。

 

さて、岡山県のKim農園からも届きました!

 

Kim農園さんと言えば、そのバリエーションの豊富さが有名。

キャロットピンク

 

近年の代表作にして人気作品。柔らかくて暖かい色合いのピンクが女性にとても好まれています。

斑入りキャロットピンク(ラブバード)

 

その変異種がこの品種。新芽の部分が黄色をしておりいわゆる「曙斑」というものです。パンジー・ビオラで唯一の斑入りと言っても過言ではありません。

初恋、ゆれる

 

こちらも代表品種。ホワイト~クリームの地色にブルーの覆輪。この地色と覆輪の幅が“ゆれ”ます。そして、香りがとてもいいです。

バブルリング

 

こちらも代表品種。パープルブルーにホワイトの覆輪フリルです。

 

ホワイトの覆輪を、見たら幸せになると言われているシロイルカの「バブルリング(泡の輪っか)」に見立ててのネーミング。

まるまるピンク

 

その名のとおり優しい色合いの丸弁のビオラです。

すこしLull

 

ローズアイシャドウの細弁。シャドウが色っぽいです!(笑)

スパットモンキー

 

ライトオレンジに上弁ごく薄いパープルのビオラ。温泉に使ったお猿さんのイメージです(笑)。

さくらミスト

 

最近注目され出した模様のミスト(吹き掛け絞り)。キャロットピンクの中にも一部で始めています。

ゴッホタッチ

 

この色の置き方の荒々しさは、まるでゴッホの筆遣いの様。

 

こんな表現もパンジー・ビオラで出来るのです。本当にこの世界は奥深いです!

ゆらぎ斑パープルイエロー(仮名)

 

これもこれからどうなっていくのでしょうか?どうなるか想像もつかないのがとても面白いです!(笑)

 

さてさて、やはりKim農園さんと言えばブロッチ覆輪でしょう!

 

かつてこの模様の品種は販売されていましたが、今では個人育種の元で保存されているばかりになりました。

 

実物が見られるのも展示会くらいのものです。

満天

 

イエローのブロッチ覆輪

ブルーブロッチ覆輪

小輪のブルーブロッチ覆輪

 

ブロッチ覆輪で一番小さな系統だと思います。秀逸!

 

そして、今回はベインの品種も展示です。

イエローベインフリル

 

ブロッチ覆輪から選抜です。いやー、凄い!の一言。私もこんなフリル(フリンジ)のベインは初めて見ました!これは是非実物を見て頂きたい!!

みるくあずき裏ベイン

 

昨年、大好評でした裏ベインも展示です!

メヌエットセリジェ

 

あーしろうさん育成の今一番綺麗なピンクです。これも太陽光の下で実物を是非!

ビオラ・グリセバチアナ

 

レアな原種も展示です!これもいつまた見られるか分かりませんので、是非実物を!

 

Kim農園さんの本当にバラエティー豊かな世界を見て頂きたいです!

作品展へ向けて 佐藤清史さんのギザギザビオラ!

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冬の嵐、吹きましたし降りました。ニュースでも言っていましたが、この時期にこの雨量は初めてとのこと。

 

おかげで展示用の苗の掘り上げが全く進みません。困ったものです。今週は一気呵成にやらねば!

 

でも、ちょうど作品展の期間は晴れの予報。こちらはありがたいことです。

 

さて、今回は多くの方が早めに送ってくださっているので、ご紹介が確実に出来ます。作品展が始まると忙しくてその時間がありませんから。

 

秋田県から佐藤清史さんのギザギザビオラ、ことしも登場です!

集団での選抜ですので、毎回雰囲気が違います。でも、それが楽しい!

こちらはやや優雅な感じの大きめ。

細めのキレッキレ!(笑)造形的にもとても面白いです!

なんと、最近注目のセミベインも!この荒々しさが魅力ですね。

 

佐藤さんのギザギザビオラ、昨年は趣味の園芸、園芸ガイドでも紹介され、本格的に全国区になりました。

 

なかなか実物を目にすることはないので、是非この造形美をその目でご覧になってください!!

作品展へ向けて 加古さん初参加!

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作品展へ向けてこちらも一生懸命に準備を進めています。

 

明日、明後日はNHK宮崎さんが取材に来てくださるとのことですので、なおさら(笑)。

 

さて、今回は初参加の方もいらっしゃいます。それが、愛知県知多郡の加古美智子さん。

 

本業はアイビーの生産農家さんで、ビオラの育種は自分の楽しみ、心の潤いとしてやっていらっしゃるとのこと。

 

その為、生産数もわずかで直売場に出荷される程度しかありません。ですから、希少品。その実物をご覧になってください!

花糸(はないと)

 

おそらく世界で一番細い花弁のビオラです!

細い花弁の花が無数に咲いて、それはそれは可愛い!

 

「糸」のように細い花弁、そして有名な歌のように人と人を繋いで誰かを温めうる花になってくれればとの思いからのネーミングです。

なんとか準備は整いました!(笑)

 

‘花糸’は今回が初参加。どうぞ、いろんな言葉を掛けてあげてください。

 

そうすることで名前のとおりの花になっていきます。

 

人の想いがこもっていく花、それがパンジー・ビオラです!(笑)

令和初!第12回作品展始まります!!

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今日は当然ながら作品展の準備!ジャンジャンバリバリで行いました。

 

てんてこ舞いと言うのはこのことでしょう。まだまだ不備はありますが、何とかみなさんをお迎えする準備は整いました!

参加人数は27名!ここだけの方もいらっしゃいます。

 

日本のパンジー・ビオラの最先端を、そしてこれからの展望を見ることが出来る作品展です。まずは実物をその目でご覧ください!


細かな解説は会場で行いますので、気軽に声を掛けてくださいませ。

この花に注目!!

 

さあ、作品展始まりですっ!!

 

第12回パンジー・ビオラ作品展

 

「令(よ)きビオラ、和みのパンジーの世界!~さあ、新たな時代へ~


日時:令和2年2月1日(土)~2月9日(日) 10:00~16:00 *2月3日(月)は定休日

   

場所:アナーセン

   (宮崎市跡江1380-9 TEL 0985-48-2668 メール:anasen@miyazaki-catv.ne.jp

  *カーナビ利用の際は「宮崎市跡江1380-33(お隣さんです)」と入れてください。


<参加者>

平塚弘子氏  落合けいこ氏  笈川勝之(都築の里)氏  見元一夫(見元園芸)氏  植田光宣(花苗うえた)氏  コウロギノブコ(興梠花卉園芸)氏  藤田伸也(フジタ緑花園)氏  大牟田尚徳(アイディアルフラワー)氏  石川智樹・泰子(石川園芸)氏  吉村龍典(吉村農園)氏  矢田堅一(とよた花菜工房)氏  山内昇一(バタフライガーデン)氏  木村靖(Kim農園)氏  あーしろう氏  佐藤勲(サトウ園芸)氏  秋田茂良(秋田緑花農園)氏  佐藤清史氏  福田史朗(エフプランツ)氏  米増誠治(花夢園芸)氏  内野レン子氏  内野智仁氏  上垣笑子氏  石村あさみ氏  眞田じゅんこ氏  ありまひろこ氏  加古美智子氏  川越ROKA 計27名

 

問合せ:川越ROKA (携帯/08031848826・メール/crinumjaponicum@yahoo.co.jp )

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