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親株が届きました! 2

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11月ともなるとやはり一気に寒さが増します。例年よりも寒くなるのが早いみたい・・・。


パンジー・ビオラはウキウキでしょうが、やせてる身にはブルブルの季節が始まります(笑)。


さて、前回の親株の続きです。

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同じ系統ナンバーになっていますが、どうも上2つと下2つでは系統が違うようです。


上2つはスイーツビオラ✕ウルトラマリンの交配の後代(孫)。下2つはコーソン系の交配のピンク系統(たぶん)。


スイーツビオラの交配後代の2つは、色(ブロッチの表情)と花型を意識して選抜を重ねていけば個性的になってくると思います。


コーソン系交配のピンクも選抜していくとラベンダーピンクのいい意味でコーソンらしからぬいい花になってくると思います。

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これは‘Rアンティークピコ’の系統です。


親にエンジェルの‘アンティークピコティー’を使っています。


これは明らかに種の混入ですね。


ブラウンローズのシェードが元々ですから2番目、3番目の花が出る可能性は極めて低い。


2番目はムラカミシードさんの‘ぶどうももか’そっくり!

昨年は育てていたので混入したのかとも思いましたが、よく観察すると草姿や花茎が長いのでそれ自体ではないようです。ま、種採って行ったらもっと違ってくるでしょう。


3番目も明らかに違う。黒の交雑でしょうか?


でも、これはこれで人目を引く花ですね。パープルのビーコンが更に更に濃くなって黒になってのビーコン、ありそうでない色です。この手の色は割合に早くまとまってくると思います。


4番目は分かりにくいですが、絞りが出ています。もっと絞りが強く出て覆輪になれば極めて個性的な花になりますね。

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これは以前に紹介しました、キャンティー小春✕ホワイトバタフライの後代。孫ですね。


ホワイトバタフライの独特なフリルが伝わっていますね。いい感じです。


3番目の上弁にはドット(斑点)がわずかに入っていますが、こんな感じのドットは伝わりにくいものです。それよりこの個体はリバーシブル、裏面が赤みを帯びています。


色もバラけていい感じです。これはまとめて採ってしまってもいいですね。


一つの交配でここまでの変異。更に続ければ変異は無限に広がります。


たった一つの交配からでもオリジナルは無限にできるんですよ。


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片山さんの圃場へ

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この時期は一雨ごとにと言いますが、雨が降ってまた一段と寒くなってきた宮崎です。


本格的な出荷を前に親株を拾ってくれとの連絡が入ったので、5日の月曜日は片山さんの圃場に出かけてきました。


片山さんのブログはこちら ⇒ 霧島からの贈り物http://ameblo.jp/kaorigusa-1020/

*過去のブログを見ると状況がよく分かりますよ。


「今まで最高の出来!」との話を聞いていたのですが、まさしくその通りの出来!!です。


昨年にも増してかなりの量の苗が咲き始めていました。
ROKA BLOG-片山さんの圃場11.5

ROKA BLOG-片山さんの圃場11.5

こちらは市販品種。すでに予約も入っているようです。



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金魚草も花盛り。これは注文分。



ROKA BLOG-片山さんの圃場11.5

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そしてここからが自家採種やブリーダーさんの分、いっぱいありますよ。



黒花がいっぱいあるのは理由があって、これは片山さんの企画の「さつま黒すみれ」の為にこうなっている訳です。


この企画は、とにかく黒系のパンジー・ビオラを集めてその魅力を発信しようというもので、今年は私の品種と平塚さん、市販品種の選抜で構成されています。


ROKA BLOG-恋闇



恋闇です。

私の育成中の品種で、これはまた別の機会にご紹介しますね。


ROKA BLOG-黒すずめ



黒すずめです。


苗の状態だと「伸びてる」とクレーム?を言われる方もいらっしゃるようですが、そういう品種特性だちゅーの(笑)。


一株でふっくらと広がりたくさんの花をつけます。その姿がいいんです。また、寄せ植えのアクセントに使うといい感じに暴れます。


寄せ植えのマスターはこんな感じのビオラを求めていると思うんですがいかがですかね?


ROKA BLOG-motta
ROKA BLOG-motta

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さて、こちらは仙台のMottaさんの作品。今年から本格デビューです。



ご本人はまだまだそんなつもりはないご様子ですが、今年からデビュー!これがMottaさんの花を見た私と片山さんの結論。



Mottaさんの花に対する愛おしさはビンビンに伝わってきます。


可愛らしくて寄せ植えに使うといい感じで暴れてナチュラルな雰囲気を醸し出すことができますよ。



デビューするか、どうするか。


ここは迷うよりか皆さんに見てもらってご意見を頂いた方が絶対にいいに決まっています。


そうすることで新たな進化が始まります。Mottaさん、一歩踏み出しましょう!!

どうぞ皆さん、応援してください。



さてさて、ひとまず親株拾いは終わったので本格的に片山さんの販売が始まります。今年は本当に最高の出来!です。


市販品種、平塚さんの品種、私の品種、そしてMottaさんの品種、そして裏品種がラインナップされています。



お店(小売店)、個人のどちらも圃場から発送です。


なんたって一番の魅力は作りはレアな品種、最新系統が揃っていること。


そして、それらの希望の注文に可能な限り片山さんが応じてくれることです。

育種をやってみたい方には是非ともお勧め。貴重な遺伝子を手に入れることが出来ます(笑)。



「さつま黒すみれ」、お店に1ケースいかがですか?黒のいろんな品種が一気に揃います。


寄せ植えには暴れている‘黒すずめ’いかがですか?Mottaさんの品種を使ってみてください。他にもいい意味で暴れる品種、系統ありますよ。


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作業中の片山清美さんです。ご夫婦ふたりで頑張っていらっしゃいます。お近くの方は圃場見学も可能ですよ。



さあ、苗の発送をご希望の方はこちらにお問合せください。(現在、少々混雑中!)



片山清美さん

Fax:0995-59-3384 *出来るだけこちらでお願いします。

メール:k.k.garden@docomo.ne.jp

携帯:090-3078-6089


本格的にパンジー・ビオラの季節が始まります!!

これまたレアな黒花もいっぱいです!

それぞれの‘結’

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いやー、寒い・・・。さすがに日差しがないと肌寒い宮崎です。


鼻水が流れますが、秋の花粉症なのか寒さのせいか良く分からなくなってきました(笑)。

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忙しくて片山さんの圃場から拾ってきた親株もケースにそのまんま。


苗が若いのと寒いので左程の徒長はありませんでしたが、さすがに今日は広げなければなりません。


その中の一つの‘結’。片山さんのブログも紹介されていましたが、これも拾ってきました。


この品種はアプリコットをベースにイエローの濃いものから、ローズ、ブルーの濃いものまでかなりの色幅があります。とにかく、混ざった不思議な色合いが特徴です。


で、多くの生産者さんに提供しているのですが、面白いことに徐々にその生産者さんなりの特徴が出てきています。

ROKA BLOG-汚し結

ROKA BLOG-汚し結

ROKA BLOG-汚し結

ROKA BLOG-汚し結

‘結(KT系)’


これが片山さんの‘結’。見事に汚れていますねえ。通称「汚し結」です。


生産、販売を考えたらクリアでビビットの色を選ぶはず。だって、そんな色の個体もあるのですから。


でも、片山さんは違います。拾ったのはこんな感じの色です。これはこれまで多くのパンジー・ビオラを見てきた人の色ですね。


多くは必要ない色ですが、ガーデナーであれば絶対にほしい色です。寄せ植えに入れれば馴染みますし、他の色に混じれば逆に引き立ちます。


さすが、片山さんです。もっともっと汚していきましょう。どのような汚れ具合になるか、乞うご期待です!


で、この‘結’はM’sビオラのメイン品種でもあります。これがまた色目が若干違うんです。

ROKA BLOG-大牟田さん圃場

ROKA BLOG-大牟田さん圃場

‘結(OM系)’


色は渋めですが、濃い色合いでしょう。生産者の方が若いイケメンだからでしょうか?(笑)


画像はありませんが、もっと明るい感じの系統もあります。


同じ品種でも生産者さんによって違ってくる。実はこれがこの品種の狙いです。

同じ品種でも選抜の違いによって、変化すると言うことを実際に見てもらいたい訳です。


この時点でこれくらいの差異。だから代を重ねればその差異はもっと広がって特徴立ってくる、それがお分かりになるでしょう。


これが選抜。選抜でどうとでもなる。自分の好きなものを残せばいいんですよ。これが大事なんです。で、楽しいんですよ、これが。


M’sの‘結’と片山系の‘結’の進化をどうぞ楽しみにしてください。数年後には全く違ってきます、たぶん(笑)。


さてさて、お問い合わせも来てるM'sビオラの現状はこの様な状態です。

ROKA BLOG-大牟田さん圃場

‘尚紫’


ブルーパープルのシェード。深い色合いが魅力的です。今年のニューフェイス。

ROKA BLOG-ラビッサン

‘ラビッサン’


ラベンダーブルーのシェードにフェイス。このフェイスが可愛いです。


通常は3cmロングでの仕立てですが、この品種は7.5cmロングでの仕立て。小さいので可愛さがより引き立ちます。


さあ、お待ちかね。出荷の時期が近づいてきました!!


M'sビオラについてのお問い合わせはこちらへ。


生産者:大牟田尚徳さん


メール:nao.no.ideal-f@ezweb.ne.jp

携帯:08056022350

圃場から直接、お店へ発送いたします(11月下旬頃から)。これ以外の品種もありますよ。(それはまた後日、ご紹介!)


すでに多くの方の品種が出回っているので焦る私に大牟田さんは一言。


「焦りません。(自分が)納得できる状態になったら出荷します」


本当に熱意ある生産者の方に巡り合いました。一段と良い花と良い苗になってM'sビオラは登場します。


どうぞ、応援よろしくお願いします!!

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平成三色すみれ考、連載終了しました!

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つ、遂に山野草マニアックスの「平成三色すみれ考」の連載が終了しました。


足かけ2年、いやー疲れました・・・。心底エネルギーを注ぎ込みました。

本当に能力以上の仕事をさせていただきましたよ(笑)。

ROKA BLOG-山野草マニアックス33

山野草マニアックスNO.33 11月12日の発売です。

ROKA BLOG-山野草マニアックス33

ROKA BLOG-山野草マニアックス33

ROKA BLOG-山野草マニアックス33

最終回のサブタイトルは「夢は未来を」です。


これからのパンジー・ビオラの展望について考察しました。


そして、内容は「落ち穂拾い」。これは今は亡き市川崑監督がよく使われていた言葉です。


映画にはメインのストリーと、それに絡まるサブストーリー(エピソード)があります。メインストーリーは映画の最後には納まる訳ですが、サブストーリーは納まったりそうでなかったりです。


市川崑監督の作品ではそれらのサブストーリーを拾えるだけ拾って最後に納めるのが一つの特徴でもありました。


この連載もテーマに添って書き分けています。


Part1の「山野草のように」では、パンジー・ビオラの歴史と、極々小輪系、バニー、ラビット系について

Part2の「古典植物のように」では、焼け、切れ弁、抱え咲き、斑入りなどについて

Part3の「もっと豊かに華やかに」では、八重咲きについて

Part4の「人工の美」では、丸弁、フリル、絞り、ベインなどについて

Part5の「人類後代の為に」では、コーソン系、宿根ビオラ、原種について


ね、いろいろな角度から書いているでしょう?


でもね、これだけ書き分けてもそれに入れ込めない内容があるんです。それを最終回では落ち穂拾いした訳です。


見元さんの海外進出、男女の感性、コウロギさんの花へ託す思い、江原さん、笈川さんの系統、黒、そして最近注目のグリーニッシュ色についてなど、テーマもばらばらです。ばらばらだけど拾いたい内容ですよね(笑)。


そして、ちょこっと母との切ない思い出も・・・。まあ、この内容は入れるかどうか迷ったのですが、おそらくこれからは書く機会もないだろうと思って入れています。


またまた、シナリオに例えるとこれはオムニバズ。オムニバズと言うのは複数の短編で構成された映画のことです。


短編だからこれまでよりも少しは楽だろうと軽く思っていたら、これが大間違い。今まで以上に大変でした(大汗)。


シナリオ(物語)の基本は起承転結。長編であろうが短編であろうがこれは同じ。


これまではその構成が1つで良かったのですが、今回はそれを6回もやらなくてはいけない訳です。


同じ3時間でも1本の3時間ドラマを書くのと、6本の30分ドラマを書くのではそれに費やすエネルギーと手間は格段に違います。


それぞれ違う内容ですし、またそれを同じようなレベルの質に仕立てなければなりません。


1本を磨くと、他をそのレベルまで磨かねばならず、後半はその繰り返し。延々とあっちを磨き、こっちを磨きで締切日を迎えました。


とにかく今まで以上にエネルギーを使った様な気がします。


そのせいでしょうか、原稿を提出した途端に緊張の糸が切れたのか、花粉症の症状が一気に出て胃の調子も悪くなり胃カメラを飲むはめになってしまいました。


結局どこも悪いところはなく、お薬を飲むと数日で元に戻りました。でも、落ち着いて考えてみるとこれくらいの熱意(エネルギー)をこめて書かないと皆さんに伝わらないんじゃないかとも思った次第です。

ROKA BLOG-山野草マニアックス

山野草マニアックスのNO.28~NO.33です。まあ、よくも書いたもんだと思います。


「日本文化、日本の美意識からパンジー・ビオラを考察する」という、おそらく今までだれもやった事が無い試みはひとまず終了しました。


それが成功しているかどうかは読者のみなさんのご判断によるでしょう。


そして、それが価値があるものかどうかは50年先に残っているかどうかでしょう。もうその頃、私はいませんが・・・(笑)。

分かりやすく書いたつもりですが、初めての方には難しい点があるかもしれません。まずは実践して再び読み返してもらえると「ああ、こういうことだんた」と間違いなく分かると思います。


どうぞ、パンジー・ビオラに興味のある方はお読みになってください。好評発売中です!!



さて、パンジー・ビオラの連載は終了しましたが、1回休んで今度はリコリス研究家と肩書きを変えて3回の連載をさせて頂くことになりました。これからもよろしくお願いします(笑)。

親株が届きました! 3

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はああっ、寒い・・・。いつもより寒さが早いような気がする宮崎です。そろそろヒートテックを出さなきゃいけません。


山野草マニアックスの感想ありがとうございます!


「今回もすごい内容だ!」と、言ってくださるからおそらくそうなのでしょう。書いた本人にはそのあたりがよく分かりません(悩)。


もっと上手に分かりやすく書けたんじゃないかと一抹の後悔もありますが、そうポジティブにとらえます!!とにかく頑張ったんです!


また、「この連載を読まずして(偉そうに)パンジー・ビオラを語ることなかれ!」と言ってくださる方もいらっしゃるそうですが、種苗会社の品種については触れていないので、ちょっとそこまでは・・・です(笑)。


でも、そう言ってくださることがうれしいですね。ありがとうございます。


これも画像や情報を提供して下さった育種家の方やビオラリアンの方々のおかげです。心より感謝申し上げます。後はこの連載が皆さんのお役に立てることを願うばかりですよ。


さて、急な話題で本題がそれちゃいましたが、長野県の生産者のIさんの親株シリーズはまだ続いています(笑)。

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コーソン系の交配系ですね。ラベンダーのぼかしのウェーブ。コーソン系特有の色合いと上品さです。


このNO.1系統はお気に召した花が無かったせいか?1株のみでした(笑)。


ぼかしはこの様なバランスのとれた色合いを再現するのは難しく、濃淡に広がる傾向があります。手間がかかる色合いですが、やらなければ結局何も進みません。


やっていればもっとフリルが強い個体の選抜も可能です。いろいろやる意味はあるんですよ。

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黄色の極々小輪。これも1株でした。コーソン系だと思います。


私の圃場で親株を選ばれたときにこんな花があったかな?と思うんですけど。もしかしたらその中の変異、種の混入かもしれません。


他の極々小輪系の黄色とはまた違った雰囲気ですので、これはこれで選抜していけば違ってきます。


似たようなものがある場合は、「それとは違える」方向性でやることが大事です。モデルがあると逆にやりやすい場合もありますよ。

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これもコーソン系。これはよく覚えていますが、3-3の様な花が親株でした。


チェンジングピンクでとてもいい色合い。これなんかもコーソン系特有の色合いです。


これもぼかしなので再現が難しいだろうと思っていたら結構再現できたみたいです。


と3-3、4とではまったく違う系統のようですが、おそらく分離したものです。再現(固定)しやすい色合いは3-1、2のパープル濃いめの方。


この色合いの市販品種は実は結構あるので、もうちょっと花型を変えていった方がいいですね。例えばホーン、とかスター型にそうすると特徴立つと思います。


で、いい香りがするものがあってそれが3-1の方。香りもプラスして採種していきます。


チェンジングピンクはこのままで行きます。個人的には黄色が入らない白の方がいいですね。

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これもコーソン系。これはどうも3種が混ざっていますね。1、4の極小輪系とコーソンhyの2、3。


2と3も系統が違いますね。

3はどちらかと言うとコーソンの本系統に近いタイプで、それにオリジナルか市販品種が交配されたものが2になります。


これらは個々に採種した方がいいですね。

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これもコーソン系。これは分かりやすいですね。1か2のラベンダーピンクの細弁スターが親株です。


で、そこからこんな感じで分離した訳です。


似ているけど違う。何度も言っていますが、この違いが代を重ねることで更に顕著になっていく訳ですよ。ね、面白でしょう。


で、3みたいな外れた物?も出る訳ですよ。要はこれを拾うかそうしないか、です。

でも、この花見たら拾いちゃいますよね。まさしく大正解!!コーソン系の血を引く細弁スターの新系統になっていくと思います。



さて、送っていただいた親株、だいぶ大きく育ちました。種も実り始めています。記録が終わらない内にとうとう採種の始まりです(汗)。忙しくなります・・・。

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親株が届きました! 4

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先週末はいきなりの寒さと疲れですっかり体調を壊してしまいました。


熱発と異常なほどの首から肩への肩こり。それでもやらねばならぬことはいっぱいあって・・・。


ここ数年は家族は風邪をひいても私だけは大丈夫。それが今回の不調です。横になったまま動けない私に嫁さんが世話を焼いてくれて、まるで新婚の頃の様でした。


市販の薬を飲んで湿布をべたったり貼って早めに寝たら、寝汗をかいてすっかり熱は取れました。寝汗なんてホント久しぶりです。まだ本調子ではありませんが、確実に元気には向かっています。動けるようになりました。


あまりにも嫁さんが優しく世話を焼いてくれるのでこのまま調子が悪いふりをしていようかとも思いましたが、ばれたら余計に大変な事になるので回復宣言。今朝はいつも通りの嫁さんでした・・・。


一時の夢を見ました・・・・(涙)。


さて、親株の続きです。

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これもコーソン系の交配種ですね。2,1,3の順番で見ていくと上弁の変化が連続しているのが分かります。


特に6-3はコウロギさんの‘碧いうさぎ’に繋がる形質ですね。こちらはコウロギさんよりも大きめの花なのでまた違った碧いうさぎができるかもしれません。

6-2はもうちょっとラビット型へ選抜を重ねると特徴が出てくると思います。

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これは見る人が見ればすぐわかりますね。この花弁の揺れ具合はマイビオラから来ています。


NO.9のそばかすタイプと姉妹系統です。最初は姉妹でも子、孫の代になると離れていくのは人と同じ。それでいいんだと思います。むしろパンジー・ビオラではそうならなくちゃいけません。


ちなみのこの揺れ。

一輪で見るとえらく暴れているように感じますが、極小輪のこれらがいっぱい咲いていると蝶々が群れているような、風が無いのに揺れているような印象を受けます。これが、今までになくいい感じなんですよ!


一輪ではなく集団の美!これがこの系統の大きな特徴だと思います。

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8-4はどう見ても違うものの混入ですね。そして、コーソン系には間違いありません。まさしく細弁スターといえるようなコーソン系特有の花です。


1~3、特に8-2は私がコーソン系に抱くイメージの典型です。丸弁ですが、これがもっと細いと「ホーン」と言う花型になります。


これで送られてきた親株はすべてです。


ここからまずはセルフで採種していきます。一部はすでに実が膨らんできているのでこの調子でいけばいっぱい採れそうです。


何か、生産者のIさんの世界が垣間見えてきたようですね。これは年数を重ねるごとに顕著になってきます。そして私はそれをサポートするだけ。


さあ、これからどうなるってくのでしょう?ね、楽しみですね!

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親株が届きました! 番外編

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体調は回復、ご心配おかけしました(笑)。


でも、鼻は相変わらずぐずぐく。これは風邪じゃなくてやはりアレルギーみたいです。


さて、送っていただいた親株の紹介は済んだんですが、販売されているもの中からも拾ってしまいました(汗)。


「どーすんのよ」、毎回自分に言い聞かせているのですが、見ちゃうとこれが「もおどーにもとまらないぃ~」。

山本リンダさんの歌が♪ウダダウダダと頭の中でぐるぐる響きます(笑)。


で、どんなものを拾ったかと言うと・・・、

ROKA BLOG-コーソンhyレインボー
ROKA BLOG-コーソンhyレインボー

コーソンhyレインボー


コーソン系の交配種です。咲き進むと色が薄くなります。典型的なホーン咲き。


親株にも同じようなものはあったのですが、拾ってしまいました。


「平成三色すみれ考 Part5:人類後代のために(山野草マニアックスNO.32)」を読んで頂いた方はお分かりでしょうが、コーソン系の初期の交配で出現したのがこの色と花型。

この花の出現でコーソン系がぐっと華やかになりました。


それがとても印象に残っていて、このタイプの花を見るとどうしても手が出てしまいます。


現在、これ以上のものはたくさん出ているのですが、離れられない。私のコーソン系の原点なのでしょうね、きっと。


それに淡い色の品種は得てして花弁が薄くて弱いのですが、このコーソン系は花弁が厚くて丈夫。色の薄苦て花弁の厚い花を作りだすには貴重な遺伝子です。


この遺伝子を色の薄い品種に取り込んでいきたいと思って交配親として拾いました。

ROKA BLOG-Rアンティークピコ
ROKA BLOG-Rアンティークピコ

Rアンティークピコ


これは色移りではなく2粒播きされていたみたいです。


花はいいんですが、株の太りが今一つなので、これを改善しなければと交配用に拾いました。


これは「本覆輪」の品種になります。(この覆輪については「Part4:人工の美」で述べています(山野草マニアックスNO.31))


覆輪を作るには覆輪同士の組合せがベストです。


ですから、この場合は「本覆輪」の花粉親を探すことになります。あの品種がいいなと思っているのはありますがこれは秘密。


覆輪には「本覆輪」、「フェイス覆輪」、「ブロッチ覆輪」があるのですが、同じ覆輪でも成り立ちが違うのでこれらを交配すると肝心の覆輪が消えて今しますので注意が必要です。

ROKA BLOG-貝の口
ROKA BLOG-貝の口

コーソンhy貝の口


コーソンの血を引く抱え咲きです。くすんだ感じのローズの小輪。名前は帯の結び方から。


実はIさんが選んだ親株の中にその兆しがあるものがあったんですが、まったくそのとおりのものが出現しました。


でも、親株とされなかったのは目に留まらなかったからでしょう。まあ、みんなが奪い合っていくような花じゃないですものね(笑)。


常々言っていますが選抜には2つあります。それは、現時点での選抜と将来を見越しての選抜。


現時点の方は「その時良いな」ってものを拾うこと。そして、将来を見越しての方は「わずかな特徴であったり、ある花を作りだすのに必要なものを拾うこと」です。


で、これは将来を見越しての選抜。これをどうしたいのか?


ブラックの抱え咲きを作り出したいんですよ。


それにはこのくすんだ―ローズな最適。ブラックとの交配でブラックが出る可能性が高いです。


それに抱え咲きも高く出る可能性があります。子供には出ないかもしれませんが、孫にもその可能性は残ります。


想像してみてください、ブラックの抱え咲き。ぞくぞくしません?コウモリみたいで。


だからこの株を拾いました。早ければ来年、ご紹介できるかもしれませんよ。



さてさて、性懲りもなく自分の系統だけでなく落合さんのもひろちゃいました。

ROKA BLOG-プラムクラッシュ

系統番号:O-stピンクストライイプ(H24-1)


おそらく、フルーツパラダイスから出た物だと思います。ピンクにローズのあんまりない華やかな絞り。


いいですよねえ~、これがまとまれば。もっと絞りが加われば。


絞りは遺伝しにくいのですが、とにかく種採って播いてみなけりゃわかりません。


絞りが出たら皆さんとにかくセルフで採ってみましょうね!

ROKA BLOG-八雲
ROKA BLOG-八雲

系統番号:O-stバタフライバニー(H24-2)


ラベンダーレースから出た物かもしれません。ちょっと違うフリルでしょう?


そう、よく見ると大柄なバニー型なんです。バニーにフリルと言うまだ無い花型です。


「バニー」と言う花型が認知されたことによって、デザイン的に進化して「ラビット」が誕生。その「ラビット」もいろんな育種家の元で進化を遂げています。


ドリフの大爆笑の「もしも・・・」シリーズではないですが、「もしも落合さんがバニーを作ったら」こんな感じになるんじゃないでしょうか?


良いですよね~。これは現時点での選抜です。


ああ、もういけません。他の花を見ないようにしなければいけません。ウダダウダダが鳴り始めます。そうなると手に負えませんから(笑)。


さてさて、これら別に拾った親株もセルフで採種して送り返します。Iさんよろしくお願いしま~す!

Motta's pretty Violas “冬の陽だまり”

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サザンカ梅雨でしょうか?2日も雨が降っていた宮崎でした。また、数日後は雨の予報・・・。一雨ごとに寒くなります。


ここ数年、カマキリの卵の位置を観察しています。


カマキリの卵を産み付ける位置(地面からの高さ)でその年の冬の気温が分かるという説があります。


この高さは雪の深さに関連しているようで高いほど寒くなります。実は昨年は2階のベランダで発見、こりゃ寒くなるのかなと思っていたら予想を超える寒さでした。


ところが今年は胸の位置。

宮崎は早めに寒くはなりましたが、そこまで寒くはならないようです。

痩せている身にはうれしい状況ですね。期待したいです(笑)。


さて、前回、片山さんの圃場に作品展用と親株を拾いに行ったのですが、その際に仙台のMottaさんの作品展用の花も拾ってきました。


継続は力なり。年を追うごとにMottaさんの世界観が固まってきています。


そして、今回遂に育種家デビュー!その1群がMotta’s pretty Violas“冬の陽だまり”として販売され始めました!!


Mottaさんの品種群は楚々として可愛らしい。


まるで自分の子供に注ぐと同じ愛情を注がれた花たちは、本当に愛らしい表情をしています。

そして、私たちを素直な気持ちにしてくれます。そんなMottaさんの可愛いビオラたち!


以下、私がMottaさんのイメージで拾ったものをご紹介します。


私なりの拾い上げなのでご本人のイメージとはちょっと違っているかもしれません。その点はご理解を・・・。

ROKA BLOG-NO.3

ROKA BLOG-NO.3

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NO.3


ブルーのシェード、小輪。


3個体拾いましたが、こうして並べてみると一番特徴的なのは3番目の個体ですね。


色合い的には1番目、2番目の個体も魅力的なのですが、市販品種に似たようなものがあります。ですから、明らかに違うという点を見せて(特徴ずけて)いかなければななりません。

ROKA BLOG-NO.5
ROKA BLOG-NO.5

NO.5


ラベンダーピンクのぼかしにクリームイエローの細ラビット。こんな感じの花はないですね。


一株拾いました。きれいな色合いで、私がMottaさんに抱くイメージの花です。

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NO.13


ラベンダーぼかしのバニー。


本家本元のバニーは男性的な花ですが、同じバニーでもこちらは女性的。


バニーもやる人が違えばこうなると言ういい見本です。

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NO.41


ブルーピコティーの丸ラビット。これも1株拾いました。


こんな感じも長年追及されているように思います。


若干、バランス的に葉が大きいのでその点を改良すればもっといい感じななるような気がします。

ROKA BLOG-NO.86
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NO.86


ラベンダーぼかしのホースフェイス。独特の色合いがいいですね。


ただ、枝が伸びやすく直立するのが、育苗、出荷では若干難点かな?


これからは出荷が関わってきますので、花だけでなく花弁の強さや株の草姿も加味しての選抜が必要になります。


出来るかしら?と不安かもしれませんが、大丈夫!片山さんと言う心強いサポーターが付いていますよ!!

片山さんは今回のプロデューサですね。そして、陰ながら私も・・・。


Mottaさんの世界を皆さんに知っていただきましょう。さてさて、この項続きます。

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Motta’s Pretty Violas “冬の陽だまり” 2

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さてさて、続きです。今回も可愛らしい花がいっぱいです!

ROKA BLOG-NO.90
ROKA BLOG-NO.90

NO.90


ラベンダーブルーのぼかし、上弁が薄くなっています。良い色合いです。


この手の色合いは分離しやすいのですが、とにかく取り組まないと前には進めません。求めないと与えられないんです。


後、丈が伸びやすいのでこのあたりに選抜が必要ですね。

ROKA BLOG-NO.91
ROKA BLOG-No.91

NO.91


ラベンダーピンクの丸ラビット。作者さんはおそらくこんな色合いは大好き。


ステムの長さが雰囲気いいです。これも、このステムを生かしての株の選抜が望まれます。

ROKA BLOG-NO.93

ROKA BLOG-NO.93

NO.93


2個体拾いましたが、2番目は混入かもしれません。


色合いとしては1番目がいいですね。選抜を続けていくと特徴だって来ると思います。


2番目はパステル調の色合い。正直、私もまだ方向性が分かりません。次代になるとそれが見えてきそうなので拾っています。

ROKA BLOG-NO.98
ROKA BLOG-NO.98

NO.98


上弁ブルーぼかしのラビット。これもいい色合いです。


でも、株姿がちょっと・・・。株の選抜に取り組みましょう。

ROKA BLOG-NO.98
ROKA BLOG-NO.98

これもNO.98


極々小輪です。あまりにも違うので、これも混入かもしれません。


でもこれはこれでいいので拾いました。こんな極々小輪がMottaさんの出発点です。

ROKA BLOG-NO.104
ROKA BLOG-NO.104

NO.104


ラベンダーパープルのバニーです。


これは花も草姿も整ってベスト!これはこれで選抜していきましょう。


なんか、この花はこれで終わりそうにはありません。長年やっているとそんなことも感じるようになってきます。


この項、後1回続きます。

Motta’s Pretty Violas “冬の陽だまり” 3

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さてさてこの項、最後となりました(笑)。

ROKA BLOG-NO.111
ROKA BLOG-NO.111

NO.111


淡いラベンダーのラビット咲き。


いい色合いです。

ROKA BLOG-NO.119
ROKA BLOG-NO.119

NO.119


ライトパープル&ホワイトのやや丸弁。


これもこのままでは終わりそうにない花型花色。未来を見越しての選抜です。次代が楽しみです。

ROKA BLOG-NO.120
ROKA BLOG-NO.120

NO.120


ピンクにイエローフェイスの丸ラビット。いい色合いで花型もベスト!コウロギさんとはまた違ったラビット咲きです。


これは現時点での選抜。どんどん磨きあげていきましょう。すごくいい花になっていくと思います。

ROKA BLOG-NO.302
ROKA BLOG-NO.302

NO.302


淡いラベンダー。


株の姿を見ると雪玉が使われているような気がします。いい花ですが、もう少し特徴だてる方がいいですね。さて、どのようにしましょうか?


とにかく悩む場合はセルフで採種して次代で判断します。この場合、解決は先送りでいいんです(笑)。

ROKA BLOG-NO.311
ROKA BLOG-NO.311

NO.311


ブルー&ホワイトの極々小輪。


もうこれは見るだけで分かります。アルベンシスの交配ですね。花色が違うだけでアルベンシスの草姿そのままです。


私の育種人生もここから始まったんだと思いと感慨深いです。でも、原種を使うとその後が長いってことも分かっているので、微妙。


ここからどうしたいかは採種を続けていく中で見えてくると思います。ともかく継続は力です。


いっぱい品種(系統)をご紹介しましたが、これまでの方々とはまた違った世界観があると思います。


正直、華やかではありません。でも、これらの花を通して作者のビオラたちを思う愛おしさが心にしみて来ませんか?なんか、優しい気持ちが・・・。


ね、常々言っていますが、だからみんながやることに意味があるんです。人が違えば花も違うんですよ。


花もモノづくり。良し悪しに関係なく作者の人格みたいなものが出てしまうんです。


さて、Mottaさん、今回がデビューです。どうぞ、応援よろしくお願いします!!


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開花が始まりました!

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花の画像をいっぱい公開しているのにいまさら何を言っているんだ?と思われたかもしれません。


生産者さんのところではすでに開花しているのですが、開花し始めたのは私の種播き分です(笑)。それらがようやく開花始めました。


今年は種播きをセル播きに変え、また用土も一新。初めてづくしの育苗。


大体、用土を変えると失敗すると言われていますが、失敗までは行かないもののいつもとは違う成長ぶりです。

何せその用土の特性が分からないもので、最初はどうしてもそうなってしまいますよね。

ROKA BLOG-成長状況
ROKA BLOG-成長状況


育苗の様子。


葉色もいいし、病気も出ていないのに何故か太りが前の用土よりも少ない。


成長は緩慢ですがそれ以外は悪いところはないようなのでこれから太ってくるのかもしれません。液肥をやりながら様子を見たいと思います。


さてさて、咲き始めた花をご紹介!

ROKA BLOG-キャットニップ
ROKA BLOG-キャットニップ

キャットニップ・パープル


皆さんご注目!!これが「バニー型」の一番最初の姿ですよ!


この花型が認知されたことによって現在の「ラビット型」があるんです。全てはここから始まったんです!


でも、今見るとあか抜けないですね。逆に言えばそれだけ花のデザイン(造形)が進んだと言うことでしょう。


1年草は樹木や球根などと違ってその交配親と子供、孫を一緒に見れる事はほとんどありません。


こうして維持することで進化がどのように行われたかがよく分かるでしょう。今となっては販売できる品種ではありませんが、その貴重さゆえ維持できる限りは維持していきたいと思います。


なお、キャットニップからバニーへの顛末は「平成三色すみれ考」のPart1(山野草マニアックス28号)に書いています。興味があおりの方は読んでみてください。

ROKA BLOG-松永ののはなピンクアーリン
ROKA BLOG-松永ののはなピンクアーリン

松永ののはなピンクアーリン


プリムラ育種の第一人者松永一先生の系統を私が維持選抜をしているものです。


松永先生の品種は現在ほとんどなく私が維持保存しているものしかありません。極側小輪が特徴。


ピンクイエローフェイスの極々小輪、這い性の貴重な品種です。

ROKA BLOG-そばかす
ROKA BLOG-そばかす
ROKA BLOG-そばかす

コーソンhyそばかす


何度かご紹介したコーソン系のそばかすです。長野県の生産者のIさんが親株で送ってくれましたが、この「そばかす(吹きかけ絞り)」の遺伝性を調べたくて自分でも播いています。


この手の絞りはこれまで出現していなかったし、遺伝性も弱いものだと思っていましたが、どうもこの系統はそうでもなさそうです。


結構出ていますので、これは他の花色にも広げられそうです。新しい方向性が見えてきました。

ROKA BLOG-ホーンフリル
ROKA BLOG-ホーンフリル

コーソンhy細弁フリル


フリルとなっていますが、今のところフリルは出ていません。これからに期待しましょう。


花色、花型から見るとどうもそばかすと元は一緒の交配系統ですね。別の進化が始まりました。

ROKA BLOG-甘香
ROKA BLOG-甘香

甘香


平成三色すみれ考のPart4でもご紹介している宿根ビオラを使った後代です。


その名のとおり、甘い香りを有する系統を目指して選抜している訳ですけれど、最初のこの株は香りがありませんでした(涙)。


目に見えないものですので、香りの育種は難しいです。後数株ありますのでそれに期待。


香りがでなければこの系統はここで終了です。再びやる場合はこの原初の種がありますのでそこからの再スタートとなります。


そこまでやって追及する形質か・・・、判断する時期が来るかもしれません。


播種時期を見ると9月7~11日。約3カ月での開花ですね。


交配分はもっと後ですので花も早いものでも来月になるでしょう。新しい出会いがありますように!そう祈りながら圃場に通っています。

ビオラワールド!

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山野草マニアックスNO.33に書きました群馬県の江原伸さんのビオラワールド。


なかなか謎に包まれた系統ですが、な、なんとユーチューブにその画像がアップされました!!


うおっ!と声を上げるような素晴らしい花がいっぱい!!


是非ご覧になってください!!


http://youtu.be/RT7V5M4cXrU

http://youtu.be/lNUpo-TumoI

http://youtu.be/pxXxFxYXjJk

http://youtu.be/sToVLr-FqHs

http://youtu.be/BJpd8YxuC14

http://youtu.be/vo00dJyQF0s

http://youtu.be/E29I-7xXevo

http://youtu.be/YmsszZhx0XA

http://youtu.be/SCMAQjDDTYs

http://youtu.be/hLCTeZfT-4o

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M’sビオラの状況

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ホント今年もあとわずかになってきました。気が焦り始めます。でも、焦ってもどうなるものでもないですよねえ(苦笑)。


粛々とやるべきこと、やれることを進めていきましょう。それで今年は終わりです(笑)。


さて、M’sビオラの状況の画像が送られてきましたのでご紹介!当然ながら前回よりも咲き進んできましたよ。

ROKA BLOG-結

ROKA BLOG-結

ROKA BLOG-結


ローズからローズアプリコットまでの色幅のあるぼかし。不思議な色合いものも混じっています。


昨年よりも一段とまとまってきました。


3枚目にはフェイスのものが出ていますが、これはおそらく華迷宮と自然交雑したものです。一つのハウスで採種したのでどうしてもこうなります。


これらはアブやハチが交配したものですので、育種名にはアブ&ハチと書かねばなりませんね(笑)。


レアな個体となりますので、ほしい方はこれ指定でご注文ください(笑)。

ROKA BLOG-尚紫

尚紫


ライトパープルからディ―プパープルのビーコンまでの幅があります。名前が「尚紫」ですから、紫からより濃い紫まである訳です。


ライトパープルもいいですが、深い紫は尚いいですよ。大牟田さんの専売品種です。

ROKA BLOG-ラビッサン

ラビッサン


淡いラベンダーパープルの極小輪品種。寄せ植えに使いやすいように7.5cmポットでの生産です。


実はこれ以外にもあるんですが、それはまだまだご紹介できません。(いろんな意味で・・・、笑)


M’sビオラのご注文はこちらにお願いします。ありがたいことにすでに予約も数件頂いています。


是非とも実物を手に取って見てほしいです。よろしくお願いします。


生産者:大牟田尚徳さん


メール:nao.no.ideal-f@ezweb.ne.jp

携帯:08056022350

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