11月ともなるとやはり一気に寒さが増します。例年よりも寒くなるのが早いみたい・・・。
パンジー・ビオラはウキウキでしょうが、やせてる身にはブルブルの季節が始まります(笑)。
さて、前回の親株の続きです。
12-112-2
12-3
12-4
同じ系統ナンバーになっていますが、どうも上2つと下2つでは系統が違うようです。
上2つはスイーツビオラ✕ウルトラマリンの交配の後代(孫)。下2つはコーソン系の交配のピンク系統(たぶん)。
スイーツビオラの交配後代の2つは、色(ブロッチの表情)と花型を意識して選抜を重ねていけば個性的になってくると思います。
コーソン系交配のピンクも選抜していくとラベンダーピンクのいい意味でコーソンらしからぬいい花になってくると思います。
13-113-2
13-3
13-4
これは‘Rアンティークピコ’の系統です。
親にエンジェルの‘アンティークピコティー’を使っています。
これは明らかに種の混入ですね。
ブラウンローズのシェードが元々ですから2番目、3番目の花が出る可能性は極めて低い。
2番目はムラカミシードさんの‘ぶどうももか’そっくり!
昨年は育てていたので混入したのかとも思いましたが、よく観察すると草姿や花茎が長いのでそれ自体ではないようです。ま、種採って行ったらもっと違ってくるでしょう。
3番目も明らかに違う。黒の交雑でしょうか?
でも、これはこれで人目を引く花ですね。パープルのビーコンが更に更に濃くなって黒になってのビーコン、ありそうでない色です。この手の色は割合に早くまとまってくると思います。
4番目は分かりにくいですが、絞りが出ています。もっと絞りが強く出て覆輪になれば極めて個性的な花になりますね。
14-114-2
14-3
14-4
これは以前に紹介しました、キャンティー小春✕ホワイトバタフライの後代。孫ですね。
ホワイトバタフライの独特なフリルが伝わっていますね。いい感じです。
3番目の上弁にはドット(斑点)がわずかに入っていますが、こんな感じのドットは伝わりにくいものです。それよりこの個体はリバーシブル、裏面が赤みを帯びています。
色もバラけていい感じです。これはまとめて採ってしまってもいいですね。
一つの交配でここまでの変異。更に続ければ変異は無限に広がります。
たった一つの交配からでもオリジナルは無限にできるんですよ。