12月。さ、寒い宮崎です(ブルブル)。
と、言ってもまだ自宅の近辺では初霜は降りていません。
とにかくここのところ天候が不順で、お日様が恋しくてたまりません。日が照れば宮崎はぐっと気温が上がるんですよね。
動きまわって、「寒みっ!」と大声出して体を温める日が続いております。
さて、先月の29日と30日は、なんとあの「ガーデン&ガーデン」の編集長さん自らが乗り込んできて私とコウロギさんの取材でした。
昨年、インディーズビオラの紹介をして下さったのですが、より踏み込んでの紹介をしたいとのことでのご来県です。
29日は私、そして30日は五ヶ瀬町に移動してコウロギさんの取材。その取材に同行してきました。
今年、‘碧いうさぎ’で大ブレイクしたコウロギさん。そのコウロギさんとは何者か?
さあさあ、皆さん、そのコウロギさんの圃場を紹介しますよ!!そんなブログはこれしかありません。さあ、ご注目う!!
前日は雨でしたが当日は晴れ。数日前には山には雪も降ったそうですが、ハウスの中は汗ばむくらいの暖かさでした。
花が咲き乱れています。
編集長さん、顔だしはNGとのことですので、肩なめで取材の様子を!
たくさんの品種やコウロギさんの交配作業の様子をカメラにたくさん納められていました。
また、コウロギさんにとっても本格的な雑誌の取材は初めてのこと。最初はやや緊張の感じでしたが、後半は育種にかける想いなどを丁寧に語られていました。
多くの品種、新品種などがありましたのそれをご紹介!!
‘タイガーウィン(Tiger win)’
市販品種のタイガーアイよりも一回り大きなベインの品種です。
ベインの育種をされている方はほとんどいないので、貴重な品種。
どちらかと言うとベインは男性的は造形なのですが、コウロギさんのベインは色合いもさることながらあっさりとシンプルで女性的になっています。「カラーが出る」それがコウロギさんの凄いところですね。
関西でとても人気だそうです。
‘ゆりかもめ’
クリーミーホワイトの細弁。コーソン系の交配種ですので香りがあります。この香りが花型と相まって上品な品種です。
‘ラブソングズ’
花型、色合いにやや幅がありますが、ローズレッドの大バニーの品種です。唯一のバニーのレッド品種です。
‘ノブコズフリル’
小輪のフリル、かなりの色幅があります。
小輪フリルのフリルは‘ミルフル’が代表的な品種ですが、ノブコさんのフリルはのびやかで柔らかい印象です。
‘ルリタテハVar’
濃いブルー&ブラウンの細弁ラビットのビオラです。
‘星きらり’
イエローの抱え咲き、小輪ビオラ。
抱え咲きと言う新しい花型の提案。それが見事に提案されていると思います。可愛いです。
‘苺っこ’
苺っこはロースレッドからイエローまでの色幅がありますが、これはそこから分離しつつある「ゴールド」の色のタイプ。
いい色です。
‘ハミングバード’
ご存知、反転咲きの品種です。上側弁が上に反転します。
興味を持たれる方も多いのですが、いかんせん種が採れない。そのため、幻の品種となってしまいました。流通もほとんどないでしょう。
ただ、これを元にコウロギさんは次の段階に入っています。それがフリル反転の‘モンロースカート’。
昨年よりもさらに磨きがかかりました。勿体ぶりますが、それは作品展でご覧下さい(笑)。とにかく凄いですよ!
今回もとっとり花回廊(2月上旬)、すずらん公園(4月)の作品展に参加されますので、そこでも御覧になれると思います。
さて、デビュー前の花もありました。その一部をご紹介!
上弁を見てください。切れ込みになっています。この切れ込みがほぼ遺伝的に固まりつつあります。
‘ステンドグラス’(仮名)
なんとまあ不思議で美しい色合い。「ちょうちょうシリーズ」のニューバージョンです。
コウロギさん、ますます進化しています。今一番勢いのあるブリーダーさんの様な気がします。
さて、今回の取材は来年の秋の掲載となります。本格的にコウロギさんをご紹介する内容になりそうですよ。どうぞご期待ください!!