暖かい日が続いていたのに、今日は一気に冬に逆戻りでした。陽がなくて本当に寒い・・・(笑)。
今日の圃場です。
通りすがりの方が、「今年ゃえれ淋しねぇ~、寒かったかいやろかい(今年はえらく淋しいね、寒かったからかな)」と…。
今期は、セルトレイを1枚外して少なかったうえに、順調に育っていたところに一気に氷点下、そして回復してきたところにもう一度氷点下で、痛々しい状況になりました。
それにどうも連作障害もあるようです。パンジーだけしか植えていませんのでね。来期は場所を変えてみたいと考えています。
そんな過酷な状況を乗り越えた株がやっと花を咲かせています。これは前向きに選抜と捉えましょう!(笑)
ハウスは暖かくなって更に満開の様相!
もうどうも収拾がつかなくなったので、ある程度種の確保が出来たものは、外してあちこちにお嫁に出しています。
すると、菜の花やトマトになって戻ってきます(笑)。
金しべ
酒吞
ドリームワンダーに近い個体が見つかりました!
一足遅れで、焼けの交配にも取り組みます。平塚弘子さんの「焼け」を維持、再現するのはもちろんですが、この「焼け」の可能性をもっともっと探りたい。
完璧なもの(完成された美)は壊すのに勇気がいりますが、壊さないと始まらないこともあります。
壊れて粉々になったものから、かけらを拾い上げて再び美を完成させていく…。きっとそれは、これまでとは異なる美です。
破壊と再生。
人の歴史も育種もそういうことかもしれません。
だんだん良いことが言える年齢になりました(笑)。