いやー、焦っています。年明け早々にいろんなことが重なってきました。
作品展の準備がメインですが、それと同時に山野草マニアックスの原稿の下書き分もやらねばなりません。原稿はまずはベース書き(構成)。
パンジー・ビオラとはまた違った話なのでどうやったらいいかずーっと悩み中です。
悩んでいても始まらないのでとにかく書きたい内容をランダムに書きだしています。一日最低1時間は書くということを自分に科しての毎日ですよ(汗)。
ブログも更新が遅くならないように頑張らねばなりませんね(笑)。
さてさて、これから数回にわたってM’s Violaの品種をご紹介していきましょう。
まずは‘花あられ’。
これから話題になりそうな品種です。そして、もしかすると今後のビオラにいろんな影響を与えるかもしれません。そんな予感もします。
この品種は昨年、大牟田さんの圃場で1株出現したもの。来歴は全く分かりません。でも、これ神様からのプレゼントでした。
1.5cm程度のアプリコットの小輪、とにかく明るい色合いでコロンとした花型が可愛い。
育ててみると、これが株も意外と広がり花立ちもいい!おおこれはいける!と惚れこみました。
で、やぱっぱりそれがまた一段と良くなってきたんですよ。
株の形状はこんな感じ。横に広がっていきそうな気配が見えます。
そして、親株はピンクを帯びたアプリコットだったのですが、その花色が一段と広がりました。
この色のシェードが素晴らしい!!ROKA好みです(笑)。
‘花あられ’
見ているだけで暖かくなる色合いでしょう?今でこそこんな色は多くありますが、育種を始めた時はこんな色を目指してやっていました。だから、その原体験みたいなものがこの色にはあるんです。
色もいいのですが、貴重なのは大きさです。この大きさでこの色合いのものはそうまだ無いです。
タキイさんの‘ビビ’との比較をしてみるとそれが分かるかもしれません。
左:花あられ、右:ビビ・アプリコットアンティーク(上)、ピンクアンティーク(下)
大きさはビビと同じか若干小さめ。
良く見てください。花弁の質感の違いがお分かりでしょうか?
そう、花あられは花弁が厚いんです。と、言うことは寒さや雨、風で花弁が痛まないと言うことです。
薄い色は花弁の薄さでこの色目を出していることが多く、そうなるとどうしても花弁は傷みやすいです。
ですから薄い色で花弁の厚いものは貴重で、この品種の出現で花色の薄くて花弁の強いものを作り出せる可能性が高くなったのです。
ピンクを帯びた色合いも出ていますので、淡いピンクで花弁の強いものを作り出せるでしょう。これホント貴重です。
ね、神様からのプレゼントでしょう?
集合写真。
こうしてみるとその雰囲気がよく分かりますね。
これを固定化していくと同時に私の方はこれをさらに一回り小さくしていきたいと思います。それに使う親もすでに入手済みです(笑)。
小輪系は老眼でリタイアしようかなと思っていましたが、こんな花に出会えると気持ちが燃えてきます。来年を楽しみにしておいてください。
ホントにこの品種おススメです!!育ててみてください。そして、育種に利用して下さい。!
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大牟田尚徳さん
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