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ハナショウブの季節 3

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無料配布種子は無事に皆さんのお手元に届いた様子(笑)。

 

わざわざ到着のご連絡もいただき、ありがとうございました。もし、届いていない方がいらっしゃいましたら早急にメールをくださいませ。すぐに発送いたしますので!

 

現在は交配、系統種子への対応を鋭意行っています。無料配布は段取りを付ければ数があってもスムーズですが、交配、系統はそれぞれのご希望があります。

 

ですので、それぞれの方のご希望に添って、かなりの種類の中から選ぶのは時間を要します。でも、どのような方かを想像をしながら選ぶのは楽しい作業でもありますよ。

 

そのような訳で大変時間がかかっております。申し込まれた方々は今しばらくお待ちくださいませ。

 

さて、宮崎はハナショウブも終わりに近づきました。導入したもう一つの系統が伊勢系。そのセルフ実生はこんな感じです。

美吉野セルフ実生。

 

‘美吉野’はラベンダーピンクの3英咲きで伊勢系の代表的品種です。

 

セルフはさほど変化はなく、全て3英咲きで白~ラベンダーピンクの濃淡でした。最後の個体はダイアモンドリリーのように花弁にラメがありました!

桜狩セルフ実生。

 

こちらも伊勢系のピンクの品種。セルフがほとんどがピンクだったのを見ると、この品種は伊勢系のピンク系品種同士の交配あたりから育成されたと考えられます。

 

上の個体の花柱に注目してください。例の魚骨状突起がありますよ!(笑)

麦秋セルフ実生。

 

‘麦秋’は加茂花菖蒲園で育成された紫の伊勢系です。それをセルフすると白から青紫、紫に分離しました。6英も数株分離しています。

 

と、言うことは違うもの同士を交配したものということがわかりますね!

 

このようにセルフをすると親がどのようなものか、系統選抜か交配かなんてこともおぼろげながら分かってきます。

 

では、伊勢系と長井古種を交配したらどうなるか?次回はそれをご紹介したいと思います(笑)。


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