台風一過、吹き返しもありましたが、今日はいい天気です!
台風10号、自宅周辺では吹き荒れましたが、雨はさほどでもなく何とかしのぐことが出来て、被害もほとんどありませんでした。ご心配いただいてありがとうございました!
今回は風呂に水をためる、飲料水を準備するなどの台風対策。こんなに本格的な対策を行ったのは初めてかもしれません。でも、やはりこれからはこれくらいのことをしておかなくてはと思った次第でした。(笑)
さて、ある方を通して中国のバラの育種家の方と繋がることが出来ました!
当然のことながら、その国にはそれぞれ花の育種家の方がいらっしゃるわけで、ところが何故かお隣なのにその情報が全く入ってこない状況。おそらくみなさんもそうだと思います。
世界的にはまだ無名ですが、中国では名前の知られた育種家とのこと。姜正之さんとおっしゃるまだお若い男性の方です。
その方から育種されたバラの画像が送られてきたのでご紹介しましょう!
粉黛(フンダイ)
翻訳機能で調べると「ピンク」という意味でした。
ただ、漢字からそれだけの意味ではないような気がしていたところ、その本来の意味を教えていただくことが出来ました。
「粉黛」というのは「若くて綺麗な女性」という意味とのこと。
花、漢字、意味を知ると作者の伝えたいイメージがよりはっきりとしてきます。まさに、若くてきれいな女性です!(笑)
孔雀の舞
どことなくシネンシスの奮起が感じられます。これは言わずもがなですね!
空蒙(ホンモン)
こちらも翻訳機能で調べると「空虚」という意味でした。
こちらもその由来を教えていただきました。やっぱり、それだけの意味ではありません!
「空蒙」は中国の宋の時代の蘇軾と言う文豪が作った詩歌【水光潋滟晴方好,山色空蒙雨亦奇】から引用した言葉で、「小雨で暗くうっとうしいさま、ぼんやりとした感じ」と言う意味とのこと。
まさしくそのようなイメージの花!
同じ漢字圏ですので、その意味を知れば、空の朦朧としたイメージがはっきりと伝わります!
ネーミングには西洋と日本では差があって、外国はメモリアル的なネーミングをすることが多く、人の名前を付けるというのはその典型です。また、バラは西洋では人に捧げる花でもあります。
返って日本は見立て。見立てとは「あるものを別のもので表現する手法」で植物関係で言えば盆栽や枯山水など。花型に別の花を見立てて、例えばアサガオでは星型を「キキョウ咲き」、八重咲きを「ボタン咲き」と言うような手法です。
この中国のバラのネーミングを見ると、日本ととても近いような、根本では繋がっているような印象を受けます。いやあ、なんか不思議!(笑)
未命名
未命名
未命名
単体で見ると見慣れたヨーロッパ産のバラ品種のようにも見えますが、全体で見ると何か雰囲気が違います。
うまく表現できないのですが、何か東洋的な・・・、何か懐かしいような・・・印象。やはり繋がっている!そう感じるのは私だけでしょうか?
実物を見ていないので性質までは分かりませんが、中国であれば日本の気候で育てやすいかもしれませんね。
中国でも素晴らしいバラの品種が生み出されているのに本当にびっくり!
中国のバラに注目です!!