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カマヤマショウブの実生

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花屋さんの一大イベント、母の日も過ぎました!(笑)

 

気分的にはひと山越えた感じですが、今月末には梅雨入りですので、それまでにやらねばならない作業が目白押しです。頑張らねば!

 

さて、皆さんお待ちかねのパンジー・ビオラの種の配布

 

今年は準備が送れておりますが、お問合せもありまして、今月の28日(月)にご案内の予定です。今しばらくお待ちくださいませ!!

 

昨年から件名なし、発信者の氏名なしで、いきなり本文のみのメールが度々届くようになりました(それぞれ違う方だと思います)。内容はパンジー・ビオラについてのことなのですが、お名前もないとどなたかまったく分からないので、申し訳ありませんが対応のしようがありません。

 

LINEのつもりで送られているような気もしますが、日々迷惑メールとして届くお誘いメールの一種のようでもあり、躊躇しております。

 

遠慮なくメールしていただいて構いませんが、せめて件名とお名前だけは入れて頂けると、ご返信が出来ると思います。よろしくお願いします(笑)。

 

さてさて、花の時期はすでに過ぎてしまいましたがカマヤマショウブ(サキガケアヤメ)もやっていて、一昨年に種まきしたものが咲いてきました。

 

宮崎ではアヤメもありますが、このカマヤマショウブの方が沢山植えられていてあちこちで見られます。お隣の都城市の「あやめ祭り」の主役はこのアヤメです。

 

で、種を播くと少しずつ変異が出るので面白いんですよ、これが!(笑)

花弁が撚れ気味の個体。

内花被・上花弁のカーブが上品な個体。

丈の低い個体。

外花被・下花弁が細め、でも上花弁は大きめ。

下花弁が広め。

通常3弁はですが、6弁花も!

 

そして、驚いたのがこの個体です!

花柱部分に注目!

棘みたいなものが数本出ているのが確認できると思います。これは「魚骨状突起(もしくは竜骨状突起)」と言います。

 

この突起、ハナショウブの伊勢系ではよく見られます。また、改良が進んだ設楽系アヤメでも出ているとのことです。

 

で、それがほとんど育種に利用されていないカマヤマショウブから出たということ。びっくりですよね!(笑)

 

そして、突き詰めれば花弁だけでなく、花柱も改良の余地が残されているということですね!

 

また、ハナショウブ、アヤメでこれが出ているのあれば、カキツバタなど他のアイリス類でも出る可能性があるということでもあります。

 

アヤメ類も奥が深いし、面白いです!


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