本当に暑い日が続いています。もう、もう外の作業は無理・・・(汗)。
そんな中でもアサガオだけは元気!どんどん、ご紹介します!!
木立性青並葉紅筒白星咲き
花友さんから頂いた名称そのままの変化アサガオです。
木立性の品種は、サンスマイルなどが有名ですが、こちらは花と葉のバランスが今一つで、園芸品種の“原種”の様な雰囲気です。
スタートラインが違えば、新たな木立(矮性)系統が出来るかも(笑)。
白しだれ
名前はこちらで便宜的に付けたものです。花径は5cm前後。姫性で、名称を付ければ「青斑並姫(小)葉白丸咲き」でしょうか。
姫性は蔓の巻きつきが弱めになりますので、この名前になりました。一部は巻きつくタイプも分離します。
また、紅花の姫性から白花の変異を花友さんが選抜した系統になります。
姫性を使うと、「花、葉が小さくなる」、「節(葉と葉の間)が短くなる」などの傾向があるので、小輪タイプの作出や蔓の伸びを抑えたい場合にはとても重宝する親です。
また、白花は余計な色に広がらないような気がします。
団十郎×青柳葉濃青筒白采咲st
茶色×濃青は、濃青になりました(笑)。でも、園芸種は只の濃い青色ですが、この花は何か別な色を含んだ濃青になっています。
花径は約8cm、葉は青並葉で大きくなって、花とのバランスが今一つです。
花粉親自体は青抱え葉濃青丸咲き。ただ、柳葉采咲の遺伝子を持っていますので、F2以降には徐々に変化が出てくるかもしれません。
暁の海×舞姿
青微かに曜白、花径は約7.5cm。
舞姿はパープルブルーの曜白。曜白は伝わりやすいのですが、そこまでは伝わっていませんね。
ペールブルースカイ×暁の光
ペールブルーの車絞り?花径は約5.5cm。葉は青並葉。
ペールブルースカイ×松風
こちらもペールブルー筒紅、絞りは隠れてしまいました。花径は約6.5cm、青並葉。
黄抱え並葉白丸咲き×ペールブルースカイ
こちらもペールブルー、花径は約6cm。青並葉。
結果から分かるように、ペールブルースカイの花色はよく伝わりますね。F1はほぼ同じ感じですが、それぞれ片親が違いますのでF2以降がどうなるのかとても興味深いです。
(紅しだれ×恋しぐれチョコレート)×(白しだれ×紅しだれ)
紅糸覆輪、花径は約4cmの小輪。葉は青弱斑並姫葉。
恋しぐれチョコレート以外は全部姫性。姫性の変異を目指した組み合わせですが、ちょっと元に戻し過ぎました。でも、いずれは他タイプが分離してくると思います。
サンスマイルローズ×花吹雪
ローズピコティ、花径は約5cm。葉は青斑蝉葉。
花に変化はありませんが、葉が大きくなり、また節も広めになりました。F2で分離の様子を見てみます。
(キキョウローズ×サンスマイルローズ)赤紫ぼかし車絞りF2
(キキョウローズ×サンスマイルローズ)赤紫ぼかし車絞りF2
どちらも同じ親から出たものです。分離の法則の典型的な例ですね!
上個体は藤紫の車絞り(?)、花径は約8.5cm、葉は青並葉。通常の蔓。
ところが、下個体は赤紫車絞り筒咲きで花径は約3cm。葉は青鍬形葉、それに木立です。
パンジー・ビオラでは、ここまで極端に形状が違うことはあまりありません。当たり前ですが、違う植物なんですね。
アサガオ、日々勉強の毎日です!!(笑)